最高裁判所が TreeeS・mints の運用保守等の調達で意見招請を公示しました
最高裁判所は2026年9月25日、民事裁判手続のデジタル化に関わる次の2件の調達について、「意見招請に関する公示」を行いました。公示は「調達物件の仕様書案の作成が完了したので、仕様書案に対する意見を招請します」としています。意見の提出期限は、いずれも2026年10月16日正午です。
対象のシステム
e提出・e記録管理システムは、最高裁判所が開発している新しいシステム TreeeS(ツリーズ)です。e事件管理システムは、裁判所職員が事件情報を管理する RoootS(ルーツ)です。民事裁判書類電子提出システムは、いま訴訟代理人の電子提出に使われている mints です。
TreeeS は、2027年1月に一部の裁判所で運用を開始し、2027年度中に全国の裁判所で運用を開始する予定です(最高裁判所の調達仕様書、2026年6月)。
ポイント
- TreeeS・RoootS の運用保守等と、mints のクラウド基盤の提供及び運用・保守の調達が、同じ日に公示されました。日本弁護士連合会の会長声明(2026年5月21日)は、TreeeS の導入後は申立て方法が異なる数種類の事件が同時に併存するとして、過誤が生じないよう注意を促しています。
- 公示には、契約の期間や、mints から TreeeS への移行の時期は記載されていません。両件の入札公告は、2026年10月1日時点で、最高裁判所の入札情報ページに掲載されていません。
- このほか、2026年9月4日には「民事訴訟手続のデジタル化に係るe提出・e記録管理システムに係るヘルプデスク業務」の入札公告が出ています(開札は2026年12月4日の予定)。
AILEX の対応
AILEX は、mints への提出を前後の作業(提出パッケージの生成、PDF 要件チェック、証拠番号、送達と期限の管理)から支援しています。TreeeS への移行に向けて、最高裁判所の公表資料を確かめながら、提出支援を更新していきます。最新の整理は TreeeS 対応 のページにまとめています。
出典:最高裁判所「入札情報(システム関係)」、同「後見法改正等に伴うe提出・e記録管理システム及びe事件管理システムの改修業務」調達仕様書(2026年6月9日公募)、日本弁護士連合会 会長声明(2026年5月21日)
※ TreeeS・RoootS・mints は最高裁判所のシステムです。本記事は公表された公示に基づく一般的な情報提供であり、法的助言ではなく、当社と最高裁判所との提携・認定を意味するものでもありません。AILEX から裁判所のシステムへ直接提出することはできず、提出の操作は弁護士が各システム上で行います。当社の顧問弁護士事務所は弁護士法人えそらです(本記事の監修を意味するものではありません)。