MCP 対応(Microsoft Copilot 連携)
状況(2026年9月27日時点):MCP サーバー(読み取り専用)は AILEX v2 で提供しています。Microsoft Copilot Studio からは、API キー(ヘッダー)方式での接続を想定しています。Microsoft 365 Copilot の宣言型エージェントからの接続は、対応を準備しています。Microsoft Copilot で使う
AILEX v2 は、MCP(Model Context Protocol)に対応した読み取り専用のサーバーを備えています。MCP は、AI アシスタントが外部のシステムから情報を取り出すための公開された仕様です。事務所で AI アシスタントを接続すると、「今週の期日は?」「〇〇さんの事件の資料はどれ?」といった質問に、AI アシスタントが AILEX v2 に登録された事件・期日・タスク・文書を参照して答えられるようになります。
接続には事務所で発行するトークンを使い、参照できるのは発行した事務所の記録だけです。AI アシスタントから AILEX のデータを登録・変更・削除することはできず、参照はすべて操作ログに残ります。
ツールを呼ぶ
8 つのツール
結果を返す
- 事件
- 期日
- タスク
- 文書
- 裁判例
- 法令
すべての参照を操作ログに記録(事務所で確認できます)
接続の概要
- 接続先 URL
https://app.ailex.co.jp/mcp- 方式
- MCP(JSON-RPC 2.0 を HTTPS の POST で送信)
- 認証
- 事務所で発行するトークン(
Authorization: Bearerヘッダー) - 権限
- 読み取り専用(スコープ
mcp:read) - 参照の範囲
- トークンを発行した事務所の記録のみ
- 記録
- 操作ログ(操作の種類
mcp.access)、トークンごとの最終利用日時 - 対象
- AILEX v2(app.ailex.co.jp)
AI アシスタントが使うツール
AI アシスタントは、質問の内容に応じて次の 8 つのツールを選んで呼び出します。いずれも参照だけを行うツールです。
| ツール | できること |
|---|---|
事件を探すsearch_matters | 事件名・依頼者名などで事件を検索し、事件名・状態・段階・依頼者を返します。 |
事件の詳細get_matter | 指定した事件の登録内容を返します。 |
期日の一覧list_schedules | 登録されている期日を返します。 |
タスクの一覧list_tasks | 登録されているタスクを返します。 |
文書を探すsearch_documents | 事務所の文書を検索します。 |
文書の本文get_document_text | 指定した文書の本文(読み取り済みのテキスト)を返します。 |
裁判例を探すsearch_case_law | 裁判例を検索します。 |
法令を探すsearch_statutes | 法令・条文を検索します。 |
質問の例
- 今週予定されている期日を一覧にして
- 〇〇さんの事件で、登録されている資料を教えて
- 期限が近いタスクはある?
- 〇〇に関する裁判例を探して
回答の文章は、接続した AI アシスタントが作成します。AILEX v2 が返すのは、事務所に登録された記録と検索結果です。
使い方
- 01
トークンを発行する
AILEX v2 の「設定」にある「外部連携(MCP)」で、名前を付けてトークンを発行します。トークンは発行したときに一度だけ表示されます。控えてから画面を離れてください。
- 02
AI アシスタントに登録する
AI アシスタントの MCP サーバーの登録画面で、接続先 URL
https://app.ailex.co.jp/mcp(https で始まるもの)と、ヘッダーAuthorization: Bearer <トークン>を設定します。登録の手順は AI アシスタントごとに異なります。 - 03
質問する
AI アシスタントに質問すると、必要に応じて AILEX v2 のツールが呼び出されます。呼び出しは操作ログで確認できます。
トークンは同じ画面から削除でき、削除した時点で使えなくなります。トークンには有効期限があり、期限を過ぎたものも使えません。
Microsoft Copilot で使う
Microsoft の AI アシスタントから AILEX v2 を参照できるかどうかは、製品と認証の方式によって異なります。
接続を想定
Microsoft Copilot Studio
エージェントに MCP サーバーを追加する
Copilot Studio では、エージェントに既存の MCP サーバーを追加できます。Microsoft の説明では、接続は Streamable 方式で、認証は「なし」「API キー」「OAuth 2.0」から選びます。AILEX v2 のトークンはヘッダーで渡すため、API キー(ヘッダー)での接続を想定しています。設定の方法は、導入のご相談時にご案内します。
対応を準備中
Microsoft 365 Copilot
宣言型エージェントから MCP サーバーを使う
Microsoft の説明では、宣言型エージェントから MCP サーバーを使う場合、API キーによる認証はサポートされていません(OAuth 2.0 や Microsoft Entra のシングルサインオンなどを使います)。AILEX v2 は現在トークン(ヘッダー)方式のため、この経路には未対応です。OAuth に対応した接続を準備しています。提供の時期は、決まり次第ニュースでお知らせします。
出典(2026年9月27日確認):Microsoft Learn「エージェントを既存のモデル コンテキスト プロトコル (MCP) サーバーに接続する」「エージェントで MCP および API プラグインの認証を構成する」。Copilot Studio・Microsoft 365 Copilot の利用に必要なライセンスや料金は、Microsoft の案内をご確認ください。
Microsoft 365 Copilot を事務所で使う場合:東京弁護士会の選定基準に照らした整理として、明らかな齟齬は見当たらないとされています(東京弁護士会 会報LIBRA 2026年6月号)。同会は推奨・安全性保証ではないと明記しています。この整理の対象は一般法人向けプラン・大企業向けプランで、個人向けプランは含まれません。同記事では、初期設定では入出力された情報が一定の保存期間の経過後に自動で削除されることはなく、管理者が保持期間を設定して削除する運用が可能とされています。LIBRA 2026年6月号 P25-27(PDF)
守秘義務と安全のための設計
- 読み取り専用
8 つのツールはいずれも参照のみです。AI アシスタントから事件・期日・文書を登録・変更・削除することはできません。
- 事務所ごとに分離
トークンで参照できるのは、発行した事務所の記録だけです。他の事務所の記録には到達しません(利用規約 第12条4項)。
- 参照をすべて記録
MCP 経由の参照は操作ログに記録され、事務所で確認できます(同 第12条6項)。トークンごとの最終利用日時も表示されます。
- トークンを管理できる
トークンは発行時に一度だけ表示され、有効期限があります。不要になったトークンは、削除すると直ちに使えなくなります。
接続先の AI サービスについて:MCP で参照した事件の情報や文書の本文は、接続した AI サービスに渡ります。接続先での取扱い(処理する地域、学習への利用、保存期間など)は、その AI サービスの規約によります。AILEX v2 が保管と AI 処理を日本国内で行う範囲(国内完結の仕組み)には含まれません(利用規約 第3条の3・第12条2項)。接続する前に、法人向けのプランであること、入出力が学習に使われない設定であること、保存期間の設定を確認してください。
よくあるご質問
Q.01MCP とは何ですか?
Q.02AI アシスタントから、AILEX のデータを変更できますか?
mcp:read)。事件・期日・タスク・文書の登録や変更は、AILEX v2 の画面で行ってください。Q.03どの AI アシスタントで使えますか?
Q.04トークンを紛失した、または漏れたおそれがあるときは?
Q.05AI アシスタントの回答を、そのまま依頼者に伝えてもよいですか?
Q.06従来版(users.ailex.co.jp)でも使えますか?
関連ページ
- 国内完結の仕組み(保管・AI 処理の所在地)
- AILEX v2 の契約と統制(監査ログ・検証)
- 弁護士法・日弁連規程との対応
- Microsoft Copilot 連携機能の開発着手に関するお知らせ(2026年9月2日・掲載当時の情報)
- 利用規約
ご注意:AI アシスタントの回答は、接続先の AI サービスが生成する参考情報であり、正確性・完全性は保証されません。最終的な判断は、必ず弁護士ご自身が行ってください。AILEX は、法律事件に関する鑑定・代理・仲裁・和解その他の法律事務を行うものではありません(弁護士法第72条)。本ページの Microsoft 製品に関する記載は、2026年9月27日時点で Microsoft が公開している情報に基づくもので、変更される場合があります。本ページの内容は法的助言ではありません。当社の顧問弁護士事務所は弁護士法人えそらです(本ページの監修を意味するものではありません)。Microsoft、Microsoft 365、Microsoft Copilot Studio、Microsoft Entra、Copilot は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
