
停電・端末故障で作業が止まった場合
突然端末が使えなくなると、未保存入力、資料の取得、提出結果が不明になることがあります。作業の種類ごとに状態を整理し、承認された代替環境へ引き継ぐ方法を説明します。
最後の作業を記憶の範囲で残す
対象事件、資料、最後に確認した画面、停止時刻をメモにします。電源が落ちた直前に確定操作をしたかどうかが重要です。記憶が曖昧な部分は断定せず、復旧後に確認する項目として残します。
端末復旧と業務継続を分ける
機器の復旧に時間がかかる場合、必要な資料が共有保管先やバックアップから利用できるかを管理担当者と確認します。私用端末へ無条件に切り替えず、正式に認められた環境を使います。認証手段が故障端末だけにあった場合は、公式な回復方法も確認します。
処理結果から照合する
提出や納付の途中だった場合は、再実行より結果確認を優先します。取得途中の資料や作業中のファイルは、開封して完全性を確認します。自動回復した文書も、どの時点まで反映されているかを最終版と照合し、そのまま提出しないようにします。
備えを具体化する
復旧に必要だった情報と不足していたものを記録します。代替端末、認証回復、重要資料の保存先、連絡先を定期的に確認します。停電等があれば必ず期限が救済されるとは考えず、事件担当者が裁判所への必要な確認を行います。
故障後は未完了作業から点検する
端末が起動したからといって停電前の提出や取得が完了しているとは限りません。下書き、添付、提出履歴、納付記録を操作段階に応じて確認します。保存媒体に異常がある場合は上書きを避け、管理担当者が復旧方針を決めます。予備端末で作業を再開するなら正しい利用者と事件を確認し、故障端末のローカルコピーとの版の違いを後で照合できるよう記録します。
公式資料で確認する範囲
自己研修サイトで公開されている当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文58–59頁では、提出書面一覧はログイン利用者の提出ファイルをフォーム単位で表示し、提出日・提出先裁判所などで絞り込めます。取得したPDF末尾には提出日時や受付番号等の詳細情報が付加されます。ただし提出日から三十日経過後の一覧上の削除が説明されているため、この画面だけで過去の提出がないと判断せず、保存済み証跡や事件記録と照合します。これは2026年10月10日に確認した研修用の資料に基づく説明です。本番の適用対象・最新画面は利用時点の裁判所の案内で確認してください。
実務チェック
- 最後の操作と停止時刻を残す
- 端末復旧と代替業務を分ける
- 再実行前に処理結果を確認する
- 自動回復文書を最終版と照合する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
編集方針・出典の扱いあわせて読む
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