
記録を扱う端末で不審な挙動が出た場合
不審な表示や保護ソフトの警告が出た端末では、事件記録の操作を続ける前に管理担当者へ相談します。情報の保全、影響範囲、業務継続を分けて考える初動を示します。
本番作業を中断する
不審な動作、警告文、発生時刻、直前に開いた資料等を記録します。警告を消して続行したり、未知の修復ソフトを入れたりしません。提出等の途中なら現在の状態を控え、処理結果が不明であることを事件担当者にも伝えます。
管理担当者の指示を受ける
通信の切断、端末保全、調査方法は組織の手順に従います。自己判断で初期化すると原因調査に必要な情報が失われる場合があります。記録本文を外部掲示板へ掲載して相談することは避け、承認された支援先へ必要な範囲の情報を渡します。
扱った資料の範囲を整理する
端末に保存されていた事件記録、利用可能だった共有先、入力した認証情報等を確認します。漏えいの有無は調査前に断定せず、可能性と確認済みの事実を分けます。影響のある依頼者等への対応が必要かは、責任者が専門的な判断を行います。
安全な環境で業務を再開する
承認された代替端末と正当な認証手段を用い、必要な作業を継続します。疑わしいファイルをそのまま移さず、管理者の確認を受けます。復旧後は、作業中だった提出や取得の状態を照合し、端末の復旧だけで事件対応が完了したと扱わないようにします。
不審端末で復旧作業を続けない
勝手な画面遷移や不審なファイル生成がある端末では、追加の認証や機密記録の取得を止めます。管理担当者の手順に従って通信や利用を制限し、業務継続は管理された別環境で検討します。感染の有無を自分で断定したり、履歴を消して見た目だけ戻したりしません。扱った事件と資料、利用時間帯を整理すると、調査と関係者への対応を必要な範囲で進めやすくなります。
公式資料で確認する範囲
自己研修サイトで公開されている当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文1頁では、PC対応ブラウザーや画面表示の推奨条件が記載される一方、ブラウザーの戻る・進む、Altと矢印キー、F5による再読み込みなどは動作保証対象外とされています。画面内のボタンを使うことが案内されているため、表示不良に対して反射的に再読み込みを繰り返す対応は避けます。検証の際は利用環境と直前の操作を記録して比較します。これは2026年10月10日に確認した研修用の資料に基づく説明です。本番の適用対象・最新画面は利用時点の裁判所の案内で確認してください。
実務チェック
- 警告と直前の操作を残す
- 管理者の手順で保全する
- 資料と認証の影響範囲を整理する
- 安全な環境で処理状態を確認する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
編集方針・出典の扱いあわせて読む
停電・端末故障で作業が止まった場合
突然端末が使えなくなると、未保存入力、資料の取得、提出結果が不明になることがあります。作業の種類ごとに状態を整理し、承認された代替環境へ引き継ぐ方法を説明します。
記事を読む トラブル対処共有フォルダの同期競合で版が増えた場合
同期によって複数の版ができたときは、最新日時だけで正しい資料を決めないようにします。元の取得物、編集者、変更内容を比較し、共同作業の基準版を戻す方法を紹介します。
記事を読む トラブル対処印刷結果が欠ける・順序が違う場合
印刷の失敗は電子記録自体の問題とは限りません。用紙、倍率、両面、ページ指定を確認し、印刷物を根拠に誤った引用をしないための点検方法を説明します。
記事を読む