
外国語資料と翻訳文を対応させる
外国語の資料を扱う場合、原文と翻訳の対応が崩れると、どの表現を訳したのか確認しにくくなります。必要な翻訳の範囲や提出方法は手続に応じて確認します。
最初に整理すること
外国語の資料を扱う場合、原文と翻訳の対応が崩れると、どの表現を訳したのか確認しにくくなります。必要な翻訳の範囲や提出方法は手続に応じて確認します。TreeeSが自動翻訳することを前提にせず、原文、翻訳文、確認記録を分けて管理します。
具体的な準備手順
原文の資料名、ページ位置、翻訳対象、作成者、確認者を一覧にします。全訳か抄訳かを明示し、抜粋部分の境界を分かるようにします。人名、地名、組織名、単位、日付表記について方針を決め、元の表記へ戻れる対応を残します。
担当者が確かめるポイント
翻訳文は数値、否定、条件、時制など意味に影響する部分を原文と照合します。機械翻訳を下書きに用いた場合も、確認した範囲と未確認の箇所を明確にします。原文と翻訳文のページ数が異なるときは、対応表や参照表記で読み手が追えるようにします。
例外が起きたときの扱い
訳語に複数の解釈がある場合は、都合のよい一語へ断定せず担当者と翻訳者で確認します。原文が不鮮明なら翻訳で補って確定させません。翻訳を更新した場合は、引用した主張書面や目録にも影響がないか確認し、承認版を揃えます。
具体例で点検する
原文が複数の言語を含む場合、翻訳した範囲と未翻訳の範囲をページ単位で示します。関連データのファイル名だけでなく、本文中の番号や日付が対応しているかを原文と照合します。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)本文115ページでは、外国語の文書を証拠として提出するときに、取調べを求める部分の翻訳文を関連データとして提出する説明があります。書証に関連するPDFを添付する流れであり、原文ファイルとの組合せを確認します。翻訳文をアップロードできることと翻訳内容の正確さは別なので、対象範囲、数字、固有名詞、否定や条件の意味を原文へ戻って点検します。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 全訳と抄訳を明示する
- 原文の位置と対応させる
- 数値と条件を照合する
- 更新時に引用先を見直す
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文113–115ページ。2026年10月10日確認 ↗
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