
提出資料の個人情報を点検する
提出に必要な情報と、資料にたまたま含まれている情報は同じではありません。住所、連絡先、口座、家族情報などを含む資料では、必要性と秘匿の取扱いを担当者が確認します。
最初に整理すること
提出に必要な情報と、資料にたまたま含まれている情報は同じではありません。住所、連絡先、口座、家族情報などを含む資料では、必要性と秘匿の取扱いを担当者が確認します。TreeeSが機密情報を自動で判別・削除することを前提にしない点が重要です。
具体的な準備手順
提出候補を資料単位で確認し、個人情報の種類、対象者、記載箇所、提出上の必要性を整理します。本人だけでなく第三者の情報も対象にします。ファイル名や文書プロパティ、画像の背景にも情報が残ることがあるため、本文以外を点検範囲に含めます。
担当者が確かめるポイント
削除や墨消しが必要かは法的な判断と証拠としての意味を踏まえて決めます。必要な手続を取らずに内部で情報を隠すだけで足りるとは考えません。処理した場合は技術的に残存していないか、文脈から不要な情報が露出していないかを別々に確認します。
例外が起きたときの扱い
第三者情報が多く範囲を判断できない場合は、資料の目的に戻って責任者へ相談します。提出直前に見つかっても形式上の軽微な問題と扱わず保留できるようにします。提出後に問題が判明した場合は、閲覧や取扱いに関する必要な対応を個別に検討します。
具体例で点検する
通帳や診療記録には争点と無関係な第三者情報が含まれる場合があります。必要箇所を判断する責任者へ戻し、単に目立つ氏名だけを消すのではなく記載内容全体の必要性を確認します。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文72、126ページでは、次の点を確認できます。提出前には秘匿事項、第三者への閲覧制限事項、マイナンバーについて確認するチェックが示されています。参考データでは保存先フォルダの選択を誤ると意図しない利用者に見られる可能性があるとされ、不明な保存先は裁判所へ確認するよう案内されています。本文の点検と公開範囲の確認を別の項目にします。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 第三者情報も抽出する
- 本文外の情報を確認する
- 秘匿の判断と処理を分ける
- 直前でも保留できる体制にする
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文72、126ページ。2026年10月10日確認 ↗
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