
最終承認者へ提出候補をまとめて渡す
最終確認を依頼する際、ファイルだけを送ると、何のための提出か、未解決の論点があるかが伝わりません。TreeeSの操作前に、対象事件、提出目的、ファイル一覧、確認事項を一つの承認依頼としてまとめます。
最初に整理すること
最終確認を依頼する際、ファイルだけを送ると、何のための提出か、未解決の論点があるかが伝わりません。TreeeSの操作前に、対象事件、提出目的、ファイル一覧、確認事項を一つの承認依頼としてまとめます。承認者が推測で判断しなくてよい情報を揃えることが目的です。
具体的な準備手順
依頼には提出先、書面名、対象版、添付一覧、提出予定、未解決事項を記載します。確認が必要な箇所を示す一方で、その箇所だけ読めばよいと誤解させないようにします。作業メモと提出候補は分け、承認後にファイルを入れ替えられない管理にします。
担当者が確かめるポイント
承認者は内容、対象事件、添付、機密情報、形式の確認がそれぞれ済んだかを見ます。条件付き承認の場合は条件を具体化し、誰が満たしたことを確認するか決めます。「問題なければ提出」のような表現は、残る判断を誰が担うのか明示します。
例外が起きたときの扱い
承認後に追加資料や修正が入ったら、変更点と影響範囲を示して再確認します。前回の承認を別版へ流用しません。承認者が不在なら代替の権限を確認し、返信がないことを黙示の承認として扱わない運用にします。
具体例で点検する
承認依頼の後に添付が一つ届いた場合、元の依頼へ黙って追加しません。変更した一覧と対象版を再提示し、承認者が追加資料を確認したことまで追える記録にします。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文61–72ページでは、次の点を確認できます。電子提出はフォームの選択、入力、提出内容の確認、完了という流れです。確認画面では提出予定の書面を確認・ダウンロードでき、提出操作後の完了画面に受付番号等が表示される説明があります。アップロードだけを完了と扱わず、フォームから生成される内容を含めて最終確認し、結果と提出対象を対応させます。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 対象事件と提出目的を添える
- 未解決事項を明示する
- 条件付き承認の確認者を決める
- 変更版を再承認する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文61–72ページ。2026年10月10日確認 ↗
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