
提出障害に備える事務所内の連絡手順
システムが使えないとき、原因調査だけに集中すると期限のある業務への対応が遅れます。TreeeSの障害時運用や代替提出方法は正式案内で確認し、事務所では技術確認と事件対応を分担します。
最初に整理すること
システムが使えないとき、原因調査だけに集中すると期限のある業務への対応が遅れます。TreeeSの障害時運用や代替提出方法は正式案内で確認し、事務所では技術確認と事件対応を分担します。障害を理由に任意のメール宛先へ書面を送れば提出になるとは考えません。
具体的な準備手順
準備するのは公式障害情報の確認先、事件責任者、情報管理担当、代替担当の連絡表です。記録項目は発生日時、環境、表示内容、対象事件、最後の操作、提出の成否とします。機密情報を含む画像は共有先を限定し、認証情報を添付しません。
担当者が確かめるポイント
発生時は、他の公式情報や事務所内の状況から端末固有か広域かを確認します。成否不明の提出は再送前に結果を調べます。責任者は期限と代替方法の可否を確認し、問い合わせ内容と回答を記録します。技術担当が法的な期限判断を代行しないようにします。
例外が起きたときの扱い
復旧したら未完了の事件を一覧から再開し、すでに完了したものを重複実施しません。復旧確認と提出結果確認を分けて行います。事後は障害の原因を断定するより、連絡、記録、代替担当が機能したかを見直し、手順の不足を修正します。
具体例で点検する
端末の通信だけが落ちた場合と公式の障害案内がある場合を区別します。どちらでも提出結果の確認を先に行う担当を置き、技術調査中に別担当が無断で再送しないよう連絡します。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文72、76–79ページでは、次の点を確認できます。提出完了画面では受付番号等を確認し、提出後の書面は提出書面一覧から確認・ダウンロードする流れです。申立て後に事件領域が見えるまでには担当職員の確認等で時間を要する説明もあります。事件一覧へ直ちに出ないことだけで失敗と判断せず、提出済み書面と完了時の記録を使って状況を切り分けます。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 技術確認と事件対応を分ける
- 最後の操作を記録する
- 代替方法を正式に確認する
- 復旧後に未完了だけを再開する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文72、76–79ページ。2026年10月10日確認 ↗
あわせて読む
新規申立ての情報と添付を準備する
新規申立てでは事件番号がまだないため、継続事件と同じ識別方法だけでは足りません。TreeeSで利用可能な申立てと入力項目は正式案内で確認し、手続選択、当事者情報、申立内容、添付を事前に整理します。
記事を読む 書類・証拠提出継続事件の追加書面を準備する
継続事件では過去の書面や証拠を参照する機会が多く、前回の資料を流用する際に古い情報が残りやすくなります。TreeeSへの移行が関係する場合も、当該事件の提出経路を改めて確認します。
記事を読む 書類・証拠提出当事者が多い事件の情報を照合する
当事者が多数いる事件では、氏名や住所の一部が似ているため転記の取り違えが起きやすくなります。TreeeSの入力や表示に任せるだけでなく、当事者ごとの識別表を準備します。
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