
業務継続訓練の計画・実施記録のひな形
業務継続訓練では、通常の端末や担当者を利用できないときに、どの情報を確認して誰へ相談するかを試します。代替経路から送れば必ず有効という想定で訓練せず、対象手続の案内と責任者の判断につなぐことを目標にします。実事件に影響しない架空教材と連絡訓練で実施します。
このひな形を使う場面
業務継続訓練では、通常の端末や担当者を利用できないときに、どの情報を確認して誰へ相談するかを試します。代替経路から送れば必ず有効という想定で訓練せず、対象手続の案内と責任者の判断につなぐことを目標にします。実事件に影響しない架空教材と連絡訓練で実施します。
以下はAILEX編集部による所内用の記入式ひな形です。裁判所指定の様式ではありません。空欄を推測で埋めず、確認できた内容と担当者の判断を分けて使います。
記入欄と使い方
転記して使う欄は「訓練ID/想定状況/対象業務/開始条件/利用できない資源/参加者/期待行動/実際の行動と時刻/確認できなかった情報/改善担当/再訓練条件」です。各欄は一行一事項を基本とし、長い説明や添付資料は参照番号で対応させます。状態の欄には未着手、確認中、確認済み等の所内定義を付け、記入しただけで完了になる運用を避けてください。
架空の記入例
訓練ID=BC-003、想定=提出担当端末が起動しない、対象=当日準備中の架空書面、開始=10時00分、使えない資源=PC-012、参加=提出担当と責任者、期待=案件状態を確認して責任者へ連絡、実際=10時05分に代替端末で手順を参照、未確認=最新の連絡表の所在、改善担当=総務、再訓練=連絡表更新後。実際の裁判所への連絡や提出は実施しない例です。
確認と差異への対応
訓練を進める役と参加者を分けると、答えを知っている前提の確認を避けられます。回線停止、担当者不在、保存領域へのアクセス不可などは一度に重ねず、最初は一つずつ試して原因を分かりやすくします。所内で定めた復旧目標がある場合も、裁判所の復旧保証と同じ意味ではないことを明示してください。
保管と見直し
記録には成功した行動だけでなく、参照できなかった資料や権限不足も残します。代替担当がパスワードの共有なしで必要情報へ到達できたかを確認してください。訓練で見つかった課題を担当者へ割り当て、次の訓練で同じ条件を再現し、文書を直しただけで業務を継続できるようになったと判断しないようにします。
実務チェック
- 架空教材と一つの障害条件で試した
- 通常端末なしで連絡先を確認できた
- 改善後に同条件で再訓練する予定を決めた
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
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