
退職・移籍時に認証情報を引き継がない手順
退職時の引継ぎでは、事件資料や対応状況を渡す必要がありますが、本人の認証情報を後任へ渡すこととは区別します。TreeeSのアカウントが本人の資格と関連する場合の扱いを、事務所のメール停止だけで解決したと考えないことが大切です。
最初に整理すること
退職時の引継ぎでは、事件資料や対応状況を渡す必要がありますが、本人の認証情報を後任へ渡すこととは区別します。TreeeSのアカウントが本人の資格と関連する場合の扱いを、事務所のメール停止だけで解決したと考えないことが大切です。正式な変更・停止の方法を確認する準備を進めます。
具体的な準備手順
退職予定日から逆算し、事件ごとの後任、未提出の書面、確認待ちの通知、保管資料を整理します。本人専用メールや端末の停止日を一覧にし、必要な連絡先変更が間に合うか確認します。本人用パスワード、認証コード、私的な復旧情報は引継ぎ台帳に書かず、後任が自分の正規の利用方法を確保します。
担当者が確かめるポイント
最終確認では、旧担当者の共有フォルダ、配信先、貸与端末、外部共有へのアクセスをそれぞれ点検します。提出済みの事実や承認履歴を保存することと、アカウントを継続利用することは別です。記録の保存方針に沿って必要な情報を残し、退職したという理由だけで事件関係資料を一括削除しません。
例外が起きたときの扱い
予告の短い退職や急な連絡不能では、まず期限の迫る事件と通知確認の担当を確保します。旧メールへのアクセスや端末回収は事務所の正規の管理権限で行い、本人になりすまして利用を続ける方法は採りません。変更未完了の項目には責任者を置き、公式窓口への照会内容と対応日を追跡できるようにします。
具体例で点検する
最終出勤日とメール停止日が異なる場合、間の期間に誰が案件連絡を確認するかを決めます。後任へ渡すのは未処理事項と資料の所在であり、退職者の認証電話やパスワードではありません。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文33–39ページでは、次の点を確認できます。ユーザ情報管理から登録情報を変更し、確認画面を経て確定する流れが示されています。本人・資格確認が必要な変更と不要な変更で、その後の処理が異なります。またGビズID利用者にはTreeeS側で変更できない項目があります。変更依頼を出した事実だけで完了とせず、変更元のサービスと必要な確認を記録します。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 後任と未完了作業を結び付ける
- 認証情報を引き継がない
- 連絡先変更と停止日を合わせる
- 保存資料を一括削除しない
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文33–39ページ。2026年10月10日確認 ↗
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