
パスワード管理を担当者任せにしない
パスワードの使い回しや平文の共有は、電子提出に限らず業務アカウントの管理で避けたい習慣です。TreeeSの文字数や変更条件を推測する必要はありません。
最初に整理すること
パスワードの使い回しや平文の共有は、電子提出に限らず業務アカウントの管理で避けたい習慣です。TreeeSの文字数や変更条件を推測する必要はありません。公式要件が示された際に従えるよう、事務所が認める安全な保管方法と、本人用情報を共有しない運用を準備します。
具体的な準備手順
まず、個人のメモ、ブラウザー保存、承認された管理ツールなど現在の保管方法を把握します。秘密そのものの提出は求めず、保管方式だけを確認します。管理ツールを使う場合は利用規程、端末紛失時の対応、担当者の離任時の処理を確認し、個人アカウントと共用サービスの管理を区別します。
担当者が確かめるポイント
運用点検では、メールやチャットに認証情報を貼る慣行がないか、共用端末に本人の情報が保存されていないかを確認します。パスワードの強さだけに注目せず、フィッシングで入力しない入口確認と、端末の管理を組み合わせます。TreeeSの正式条件に適合しない場合は、内部ルール側を見直します。
例外が起きたときの扱い
漏えいの疑いが生じたら、該当アカウント、発生時刻、入力先、他サービスでの使い回しの有無を本人と整理します。安全な環境から公式の復旧・変更手段を確認し、対応済みの状態を記録します。秘密情報をインシデント報告書へそのまま転記しないことも重要です。
具体例で点検する
パスワード管理ツールを使う場合も、共有保管庫へ個人アカウントの秘密を入れる設計は再検討します。本人だけが利用する領域と管理者の復旧支援範囲を分け、復旧試験で秘密を読み上げさせません。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文40–49ページでは、次の点を確認できます。通常のログインでは登録メールアドレスとパスワードに続き、コード送信または電話による二要素認証の例が示されています。GビズID利用者はTreeeS側でパスワードや二要素認証を変更できないとされています。認証用電話番号の誤登録はログイン不能につながるため、端末の所有者だけでなく登録経路も把握します。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 保管方式だけを棚卸しする
- 本人用認証情報を共有しない
- 共用端末の保存状態を確認する
- 漏えい時の連絡先を決める
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文40–49ページ。2026年10月10日確認 ↗
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追加認証に備えた端末と復旧手段の整理
TreeeSの暫定マニュアルにはコード送信や電話による二要素認証と、GビズIDを使う経路が示されています。導入準備では、本人が利用する登録経路と認証先を確認し、業務用端末の利用条件と紛失時の復旧担当を整理します。
記事を読む 登録・権限TreeeS利用端末の管理台帳を作る
アカウントが適切でも、利用する端末に資料が残ったり、管理されていない端末から操作したりすればリスクは残ります。TreeeSの推奨環境は公式案内で確認する必要がありますが、事務所側では端末の所有者、管理者、利用者を把握する台帳から準備を始められます。
記事を読む 登録・権限ブラウザープロファイルを業務単位で整理する
同じ端末で私用と業務用のブラウザーを使う場合、保存されたログイン状態やダウンロード先を取り違えやすくなります。TreeeSが特定のプロファイル方式を要求するという意味ではありませんが、業務環境を区別する方法として、ブラウザーの利用ルールを整理しておく価値があります。
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