
TreeeS利用端末の管理台帳を作る
アカウントが適切でも、利用する端末に資料が残ったり、管理されていない端末から操作したりすればリスクは残ります。TreeeSの推奨環境は公式案内で確認する必要がありますが、事務所側では端末の所有者、管理者、利用者を把握する台帳から準備を始められます。
最初に整理すること
アカウントが適切でも、利用する端末に資料が残ったり、管理されていない端末から操作したりすればリスクは残ります。TreeeSの推奨環境は公式案内で確認する必要がありますが、事務所側では端末の所有者、管理者、利用者を把握する台帳から準備を始められます。
具体的な準備手順
端末台帳には管理番号、種別、利用者、OSとブラウザーの状態、更新担当、持出しの有無を記録します。端末内にどの事件資料があるかまで中央台帳へ詳細に書く必要はなく、保存が認められる場所と削除の手順を別規程にします。個人所有の端末を許容する場合も、条件と責任を曖昧にしないようにします。
担当者が確かめるポイント
利用開始前は、画面ロック、更新、不要な共有設定、ダウンロード先、バックアップ対象を確認します。推奨環境との適合だけでなく、PDFを正常に開けるか、印刷物が残らないか、他の利用者にファイルが見えないかを架空資料で確認します。性能だけを理由にセキュリティ設定を無効化しません。
例外が起きたときの扱い
端末の故障や貸替えでは、旧端末のファイル、保存された認証情報、ブラウザーの状態を点検します。新端末で使えるようになっても旧端末の処理を残件として追跡します。廃棄や返却時は管理方針に従ってデータ処理を記録し、実事件資料を残したまま修理業者へ渡さない手順を整えます。
具体例で点検する
貸出端末は台数だけでなく、現在の使用者、更新状況、返却時の確認を一組で管理します。返却時には資料の残存とブラウザーの利用状態を確認し、前の使用者の事件情報を次の人へ見せないようにします。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文1、48–49ページでは、次の点を確認できます。推奨環境の説明に加え、ログイン画面自体をブックマークするとログインできず、トップ画面から進む必要があるとの注意があります。ブラウザーの見た目だけを変えても認証状態が分離されたとは限りません。利用者が自分の正規の入口から認証し、画面に表示される利用者を確認することを端末手順に含めます。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 所有者と管理者を記録する
- 保存場所を定める
- 架空資料で端末点検する
- 貸替え後の旧端末を処理する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文1、48–49ページ。2026年10月10日確認 ↗
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