
新任者の利用開始チェックを設計する
新しい担当者に初日から実事件を任せると、利用者登録、権限確認、操作教育のうち何が済んだか分からなくなります。TreeeSの正式な利用開始条件は裁判所の案内で確認し、その上に事務所内の準備チェックを重ねると、未確認の状態を可視化できます。
最初に整理すること
新しい担当者に初日から実事件を任せると、利用者登録、権限確認、操作教育のうち何が済んだか分からなくなります。TreeeSの正式な利用開始条件は裁判所の案内で確認し、その上に事務所内の準備チェックを重ねると、未確認の状態を可視化できます。
具体的な準備手順
入職時には本人情報の確認、守秘に関する説明、担当事件の決定、端末の準備、業務手順の教育を別項目にします。登録手続の実施者と、利用開始を認める責任者も区別します。操作研修は架空資料で行い、本番環境に練習用の事件や提出を作らないことを基本に、公式の練習環境が案内された場合はその条件に従います。
担当者が確かめるポイント
教育の完了は説明資料を配布しただけで判断しません。新任者に、提出候補の版の選び方、疑問点を止める方法、担当外の記録が見えた際の連絡先を説明してもらいます。操作技能と法律判断の範囲を同じ合格項目にせず、業務に必要な能力ごとに確認者を置きます。
例外が起きたときの扱い
急な欠員補充で全工程が終わらない場合は、任せる作業を限定し、経験者の確認を通す方法を選びます。未受講の研修や未確認の権限は残件として期限を付けます。登録済みだから単独提出もできると判断せず、担当事件と承認体制が揃ってから利用範囲を広げます。
具体例で点検する
入所初日に研修へ参加しても、本人確認や事件担当の設定が終わったことにはなりません。登録、認証、練習、担当事件の確認を別の欄にし、未完了項目が一つでもあれば対象作業を限定します。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文2–3、31–33ページでは、次の点を確認できます。登録の流れは、利用者種別の選択、メールを用いた仮登録、本人・資格確認、本登録として説明されています。法人・士業者にはGビズIDを使う経路もあり、法人/士業事務員アカウントはGビズIDメンバアカウントに限るとされています。内部の職名だけで種別を決めず、実際に選ぶ登録経路と必要な確認を照合してください。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 登録と業務開始承認を分ける
- 架空資料で教育する
- 疑問点の停止方法を確認する
- 未完了事項に期限を付ける
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文2–3、31–33ページ。2026年10月10日確認 ↗
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