
支援が必要な利用者の環境を準備する
TreeeSの公開調達資料にはアクセシビリティに関する改修の記述がありますが、個々の支援技術での動作を保証するものではありません。導入前に、利用者が業務を遂行するために必要な表示、入力、確認の条件を本人と整理することが有効です。
最初に整理すること
TreeeSの公開調達資料にはアクセシビリティに関する改修の記述がありますが、個々の支援技術での動作を保証するものではありません。導入前に、利用者が業務を遂行するために必要な表示、入力、確認の条件を本人と整理することが有効です。障害名を広く共有する必要はありません。
具体的な準備手順
文字の拡大、キーボード操作、読み上げ、色の見分け、操作時間など、実際の作業で必要な配慮を確認します。端末管理担当と本人が設定を試し、文書閲覧と提出確認を別々に評価します。支援者が立ち会う場合には、本人の認証情報や他事件の内容を不要に見せない範囲を決めます。
担当者が確かめるポイント
操作できるかの確認は、入口を開けたかだけで終えません。ファイルの選択、事件の識別、エラーの認知、提出結果の把握まで一連の業務を確認します。公開セルフトレーニング環境を使う場合も、本番とは区別し、架空の資料で操作を確認します。実事件の機密資料を練習環境へ持ち込みません。
例外が起きたときの扱い
特定の操作が難しい場合は、該当する画面、環境、支援技術、困る動作を整理して正規窓口へ確認します。個人の努力だけに任せず、担当分担や利用環境の変更を検討します。代替操作を選ぶ場合も本人の意思を確認し、正式に認められる権限の範囲で実施します。
具体例で点検する
拡大表示を利用する人は、画面の一部だけを見て提出先を見落とさないよう練習します。操作支援者が説明する内容と本人が確認する内容を分け、支援のために認証情報を代行取得しません。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文1、48–49ページでは、次の点を確認できます。推奨環境の説明に加え、ログイン画面自体をブックマークするとログインできず、トップ画面から進む必要があるとの注意があります。ブラウザーの見た目だけを変えても認証状態が分離されたとは限りません。利用者が自分の正規の入口から認証し、画面に表示される利用者を確認することを端末手順に含めます。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 本人に必要な配慮を確認する
- 作業全体を評価する
- 支援者への情報範囲を定める
- 困る動作を具体的に記録する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文1、48–49ページ。2026年10月10日確認 ↗
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