
エラー画面の証跡を安全に残す
画面保存は状況説明に役立ちますが、事件情報や認証情報を含むことがあります。必要な文脈を残しながら共有範囲を限定し、証跡の限界を理解する方法を示します。
保存の目的を決める
表示文言の確認、操作段階の説明、発生時刻の補助など、何のために残すかを明確にします。目的に関係のない事件情報を大量に保存しないようにします。一方で、切り取りすぎて対象画面や前提が分からなくならないよう、必要な文脈をメモで補います。
秘密情報を点検する
氏名、住所、記録本文、メールアドレス、認証コード等が写っていないか確認します。外部に渡す場合は、原画像を管理したうえで必要な範囲の共有版を作ります。加工したことを記録し、改変のない証跡と説明用の画像を混同しないようにします。
時系列と結び付ける
画面だけでは、何を押した後の表示か分からないことがあります。発生時刻、直前の操作、対象資料、使用環境を別のメモに残します。画像のファイル日時だけで正確な発生時刻を断定せず、自分が確認した情報の範囲を明示します。
証明力を過大評価しない
スクリーンショットがあることと、提出等の法律上の効果が認められることは別です。公式な処理状態や窓口への確認と併せて扱います。照会が終わった後も保存方針を決め、個人の写真フォルダや私用クラウドに無期限で残さないようにします。
画面写真に不要な情報を入れない
画面全体には当事者名、他事件のタブ、メール通知、認証情報が映る場合があります。原証跡を必要な場所に保管した上で、問い合わせ用のコピーは問題の箇所へ範囲を絞ります。加工したことが分かるよう原版と共有版を分け、エラー文言や時刻を消して説明不能にしないようにします。動画が必要な場合も実事件で再現を繰り返さず、管理担当者と記録範囲を決めます。
公式資料で確認する範囲
自己研修サイトで公開されている当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文58–59頁では、提出書面一覧はログイン利用者の提出ファイルをフォーム単位で表示し、提出日・提出先裁判所などで絞り込めます。取得したPDF末尾には提出日時や受付番号等の詳細情報が付加されます。ただし提出日から三十日経過後の一覧上の削除が説明されているため、この画面だけで過去の提出がないと判断せず、保存済み証跡や事件記録と照合します。これは2026年10月10日に確認した研修用の資料に基づく説明です。本番の適用対象・最新画面は利用時点の裁判所の案内で確認してください。
実務チェック
- 証跡の目的を定める
- 認証情報と機密情報を点検する
- 操作メモと時系列を添える
- 公式な処理確認と区別する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
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