
読み上げ・拡大で電子記録を確認する準備
利用者によって必要な閲覧方法は異なります。公開資料のアクセシビリティ改修計画を実装保証とせず、読み上げや拡大で確認したい資料と、支援が必要な場面を事前に整理します。
必要な利用方法を具体化する
文字の拡大、キーボード操作、読み上げ、色の調整など、実際に必要な操作を列挙します。単に「使いやすいか」ではなく、事件を選び資料の該当箇所に到達するまでの流れで確認します。正式な利用環境や支援案内が示されたら、その条件と照合します。
資料自体の読みやすさを確認する
画面が利用できても、記録が画像だけの場合は読み上げに課題が残ります。表の読み順や図の説明が必要な場合もあります。OCRや別形式への変換を用いるときは、数字や対応関係を原資料と照合し、変換結果をそのまま正確な本文と扱いません。
補助者との役割を決める
支援を受ける場合は、必要な情報の範囲、秘密保持、認証情報の扱いを確認します。補助者にすべての記録を自由に見せる前提にせず、利用者本人の意思と必要な支援に合わせます。利用権限に関わる事項は、公式案内や担当窓口に確認します。
問題を再現できる形にする
操作できなかった箇所、使用環境、期待した動作、実際の動作を記録します。機密情報を含まない範囲で具体的に伝えると、支援窓口が状況を理解しやすくなります。期日に必要な資料が確認できない場合は、改善要望と当面の取得方法の相談を分けて行います。
読み上げの順序を実資料で点検する
二段組みや複雑な表では、読み上げ順が視覚上の順と一致しない場合があります。自己研修の架空資料で、見出し、本文、脚注、表のセルへ移動できるかを確認します。読み上げ結果だけで金額や否定表現を確定せず、確認者が原表示と照合する方法も決めます。画面拡大で操作ボタンが隠れる場合は、拡大率を変えた影響と横スクロールの要否を記録し、支援を必要とする工程を具体的に整理します。
公式資料で確認する範囲
自己研修サイトで公開されている当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文166–168頁では、証拠一覧の初期表示には選択中の事件が表示され、関連事件は事件選択で追加します。PDF・CSVで一覧を出力できますが、紙記録や閲覧制限などのシール表示は出力されません。また、先頭のチェック欄で選択するのはページ内のデータです。出力物だけで対象範囲や制限表示が完全に引き継がれると考えないことが点検の要点です。これは2026年10月10日に確認した研修用の資料に基づく説明です。本番の適用対象・最新画面は利用時点の裁判所の案内で確認してください。
実務チェック
- 必要な操作を列挙する
- 画像や表の読み方を確認する
- 補助者の役割を決める
- 問題と代替手段を別々に相談する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の公開調達資料(機能計画の背景) ↗
- 裁判所TreeeS自己研修サイト:ヘルプ掲載「操作マニュアル(当事者用)」Ver.2.0(暫定版・2026年8月31日)、本文166–168頁 ↗
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