
記録管理の導入前リハーサルを行う
正式な画面操作が未確定でも、所内の取得・保存・確認・共有の流れは試せます。架空資料で取違えや不足を発見し、本番で使える記録管理手順へ改善する方法を紹介します。
模擬事件を用意する
似た事件名、同名ファイル、訂正版、画像資料、紙だけの資料などを含む架空のセットを作ります。実際の秘密情報を研修用に流用する必要はありません。訓練目的を、速く整理することではなく、不足や不一致に気づいて確認できることに置きます。
役割を分けて実施する
取得担当、内容確認担当、引継ぎを受ける担当を分けます。作成者が説明しなくても、台帳から必要な資料に到達できるかを試します。公開されているTreeeS自己研修環境の案内に従って練習し、所内のファイル管理部分も別に点検します。
失敗を手順へ反映する
同名資料を上書きした、未確認を完了扱いした、出典ページが分からなかったなどの問題を具体的に残します。個人の注意不足だけで終えず、表示、命名、完了条件、担当の割当てを改善します。例外が起きたときに相談先へ到達できるかも確認します。
正式案内に合わせて更新する
公開済みの暫定操作マニュアルと所内手順の接点を確認し、本番の正式案内が更新されたら差分を点検します。調達資料を根拠に独自の操作を確定させないことが大切です。訓練日、対象手順、改善点を残し、新しい担当者にも同じ品質で引き継げる状態を目指します。
演習の合格条件を先に置く
架空の三事件に、同名文書、枝番付き証拠、画像PDF、関連事件を用意すると取り違えを試せます。正しい事件を特定し、必要文書を取得し、原表示へ戻れることを合格条件にします。速さより、分からない状態を報告できるかを評価します。操作研修の結果は自己研修環境の版とともに残し、本番の対象手続や画面が異なる場合には確認項目を更新してから実務へ使います。
公式資料で確認する範囲
自己研修サイトで公開されている当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文152–156頁では、ファイル詳細からの取得はタブごとの処理で、本体と詳細情報は別ファイルとして出力されます。一覧からはPDF結合や詳細情報の有無を選択します。電子署名付きデータは結合や詳細情報付加によって署名を検証できなくなる可能性があるため、同資料は結合なし・詳細情報なし、又は詳細画面からの個別取得を案内しています。これは2026年10月10日に確認した研修用の資料に基づく説明です。本番の適用対象・最新画面は利用時点の裁判所の案内で確認してください。
実務チェック
- 架空資料で例外を作る
- 複数の役割で引き継ぐ
- 失敗を手順の改善へつなげる
- 本番の正式案内と暫定版の差分を確認する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の公開調達資料(機能計画の背景) ↗
- 裁判所TreeeS自己研修サイト:ヘルプ掲載「操作マニュアル(当事者用)」Ver.2.0(暫定版・2026年8月31日)、本文152–156頁 ↗
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