
提出後の訂正を独自の上書きで済ませない
提出後に誤りが見つかった場合、内部ファイルを修正しても提出済みの記録が変わるわけではありません。TreeeSでの訂正や差替えの取扱いは正式案内と個別の手続を確認します。
最初に整理すること
提出後に誤りが見つかった場合、内部ファイルを修正しても提出済みの記録が変わるわけではありません。TreeeSでの訂正や差替えの取扱いは正式案内と個別の手続を確認します。誤りの種類と影響を整理し、担当責任者が対応を判断する工程を設けます。
具体的な準備手順
誤りの箇所、正しい内容、発見日時、対象事件、提出済み版を記録します。誤字、証拠の取り違え、機密情報の混入などを同じ軽微な修正として扱いません。訂正版を作る場合も元の提出版を保持し、変更点を一覧にして承認に回します。
担当者が確かめるポイント
必要な対応を確認したら、訂正に伴う本文、目録、添付、番号の整合を点検します。以前の提出を参照する場合は特定できる情報を使います。システムに削除や取消しの操作が見えても、その操作が法的に何を意味するかを確認してから扱います。
例外が起きたときの扱い
期限や相手方への影響がある場合は、技術的な修正だけで完結させず、必要な連絡や手続を担当者が検討します。内部記録は誤りを隠すために上書きせず、発見から対応完了までの経緯を残します。同じ原因の書面がほかにないか確認して再発を防ぎます。
具体例で点検する
訂正が必要な箇所が一文字でも金額や日付なら、意味への影響を優先して評価します。提出済み版を保持し、訂正理由、担当者の判断、実際に行った対応を時系列で残します。
公開された暫定マニュアルとの照合
裁判所のセルフトレーニング環境で公開された当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)の本文72、76–79ページでは、次の点を確認できます。提出完了画面では受付番号等を確認し、提出後の書面は提出書面一覧から確認・ダウンロードする流れです。申立て後に事件領域が見えるまでには担当職員の確認等で時間を要する説明もあります。事件一覧へ直ちに出ないことだけで失敗と判断せず、提出済み書面と完了時の記録を使って状況を切り分けます。この説明は訓練用の公開資料に基づくもので、全裁判所・全手続での本番利用開始を示すものではありません。
実務チェック
- 誤りの種類と影響を整理する
- 提出済み版を保持する
- 訂正方法を正式に確認する
- 関連書面も点検する
出典・参照資料
資料に記載された計画・制度と、本記事の実務提案は区別してお読みください。
- 最高裁判所:TreeeS・RoootS追加機能改修の調達資料(構想・改修要件の確認用。以下の実務提案はAILEX編集部による) ↗
- 裁判所:TreeeSセルフトレーニング環境・ヘルプ掲載の当事者用操作マニュアル Ver.2.0(2026年8月31日発行、暫定版)、本文72、76–79ページ。2026年10月10日確認 ↗
あわせて読む
提出準備の時間に余裕を組み込む
電子提出は移動時間を減らせても、形式変換、承認、権限確認、通信障害の時間がゼロになるわけではありません。法的な期限の判断は担当者が行い、その手前に内部の作業期限を設けます。
記事を読む 書類・証拠提出提出障害に備える事務所内の連絡手順
システムが使えないとき、原因調査だけに集中すると期限のある業務への対応が遅れます。TreeeSの障害時運用や代替提出方法は正式案内で確認し、事務所では技術確認と事件対応を分担します。
記事を読む 書類・証拠提出新規申立ての情報と添付を準備する
新規申立てでは事件番号がまだないため、継続事件と同じ識別方法だけでは足りません。TreeeSで利用可能な申立てと入力項目は正式案内で確認し、手続選択、当事者情報、申立内容、添付を事前に整理します。
記事を読む