mintsとは?2026年5月義務化対応の全知識|弁護士が30分で理解する完全版

mintsとは
mints(ミンツ)は、最高裁判所が開発した民事裁判書類電子提出システム(MINji saibansyorui denshi Teisyutsu System)です。2022年4月に甲府地裁・大津地裁で運用開始され、現在は全国すべての地方裁判所・高等裁判所・簡易裁判所で利用可能です。
2026年5月21日の義務化
改正民事訴訟法の全面施行により、弁護士(訴訟代理人)はmintsでの電子提出が義務になりました。紙で提出すると、原則として不適法になります(責めに帰することができない事由がある場合の例外は、民訴法 第132条の11第3項)。
mintsでできること
- ✅ 訴状の電子申立て(新規申立てフォーム)
- ✅ 準備書面・証拠の電子提出
- ✅ 手数料のペイジー電子納付
- ✅ 裁判所からの書面の電子送達(システム送達)
- ✅ 訴訟記録の電子的な閲覧・ダウンロード
mintsと民事裁判のデジタル化の経緯
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2022年4月〜 | mintsの運用開始(甲府・大津の地方裁判所から順次。準備書面・書証の写し・証拠説明書などの提出) |
| 2024年3月1日 | 口頭弁論期日にウェブ会議で参加できるようになった(改正民訴法の一部施行) |
| 2025年10月25日 | mintsに新規申立ての機能を追加(施行前にアップロードしても、訴えの提起とは扱われない) |
| 2026年2月〜3月 | 手数料の電子納付の機能を追加、アップロードの容量の上限を引上げ |
| 2026年5月21日 | 改正民訴法の全面施行(フェーズ3)。弁護士等の電子提出の義務化、電子送達、訴訟記録の電子化 |
アカウント登録
弁護士はmintsアカウントを事前に登録する必要があります。裁判所のウェブサイトの申請フォームから申し出て、届いた招待メールから利用者登録を行います。本人確認資料として、所属弁護士会の身分証明書などの提出が求められます(裁判所「民事訴訟フェーズ3に向けた準備の手引」)。
電子送達の1週間ルール
mintsでの送達は、閲覧・ダウンロードした時か、通知から1週間を経過した時の、早いほうで効力が生じます(民訴法 第109条の3)。控訴期間の起算に直結するため要注意。
経過措置
施行日前に提起された事件(旧法事件)は、紙で提出できるほか、要件を満たせば mints で電子提出できます。電子提出が義務になるのは新法事件です。
AILEXでmints対応の周辺作業を自動化
AILEX(エーアイレックス)はmints対応13機能を搭載したAI法務SaaS。PDF作成・期限管理・送達監視・証拠整理を自動化します。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言を構成するものではありません。個別の事案については弁護士にご相談ください。
運営:AILEX合同会社(エーアイレックス)|顧問弁護士事務所:弁護士法人えそら
制度・操作仕様は変更される場合があります。記事の出典と裁判所の最新資料を併せて確認してください。