【AILEX新機能】控訴審対応を大幅強化。当事者呼称の自動切替・控訴審専用AIテンプレート6種・AI生成量1.5倍を実装。

AILEX合同会社(本社:東京都渋谷区、事業責任者:山川 慎太郎、顧問弁護士事務所:弁護士法人えそら)は、同社が開発・提供するAI法務支援クラウドSaaS「AILEX(エーアイレックス)」において、控訴審・上訴審の業務に対応した機能強化を実施したことをお知らせいたします。

◼️ 背景:控訴審の実務負担と既存ツールの課題

民事訴訟では、第一審判決に不服がある場合に高等裁判所へ控訴を行いますが、控訴審の書面作成は第一審とは異なる特有の実務上の課題があります。

第一に、当事者の呼称が変わります。第一審の「原告・被告」から、控訴審では「控訴人・被控訴人」、上告審では「上告人・被上告人」へと変更されます。しかし、多くの案件管理ツールでは当事者表記が「原告・被告」に固定されており、控訴審の書面作成時に混乱が生じていました。

第二に、控訴理由書や控訴答弁書は、原判決の具体的箇所を引用しながら事実誤認や法令違反を論証する必要があり、第一審の準備書面とは構成・論述の方法が大きく異なります。汎用的なAI文書生成では、この控訴審特有の構造に対応できず、生成される書面が不十分になるという課題がありました。

今回のアップデートは、ご利用中の法律事務所様からいただいたフィードバックに基づき、控訴審の実務に即した機能を実装したものです。

◼️ 新機能の概要

(1)事件番号からの当事者呼称自動切替

事件番号に含まれる符号から審級を自動判定し、当事者の表記を切り替えます。

・「(ネ)」「(ネオ)」「(レ)」 → 控訴人/被控訴人
・「(オ)」「(受)」 → 上告人/被上告人
・「(ラ)」「(ラ許)」 → 抗告人/相手方
・「(ワ)」「(ヨ)」 → 原告/被告(第一審)

事件登録時・事件詳細の表示時・編集時のすべてで自動的に反映されます。

(2)当事者呼称の手動選択機能

事件詳細画面の編集モードに「当事者の呼称」セレクトボックスを新設しました。控訴人/被控訴人、上告人/被上告人、抗告人/相手方、申立人/相手方、債権者/債務者、依頼者/相手方の7種類から選択でき、自動判定の結果を手動で変更することも可能です。選択した呼称は、当事者名の入力欄ラベルやAI生成時のコンテキストにも反映されます。

(3)控訴審専用AIテンプレート 6種を追加

AI生成タブに「控訴審・上訴」カテゴリを新設し、以下のテンプレートを追加しました。

専門テンプレート(入力フォーム付き):
・控訴理由書 — 原判決の主文・理由、事実誤認・法令違反の主張を入力フォームに記入することで、原判決の具体的箇所を引用した詳細な控訴理由書を生成
・控訴答弁書 — 控訴理由書の各主張に対する認否と反論を項目ごとに論述する答弁書を生成
・附帯控訴状 — 民事訴訟法第293条に基づく附帯控訴状を生成

ワンクリックテンプレート:
・控訴審 争点整理 — 原審の判断と控訴理由を対比し、控訴審で主張すべき点を整理
・控訴審 準備書面の草案 — 原判決の問題点を「原判決○頁」形式で引用しながら論述
・原判決の分析・批判 — 事実認定・法令解釈・手続上の問題点を体系的に分析

(4)AI文書生成の出力量を約1.5倍に拡大

AI文書生成の最大出力トークン数を従来の約1.5倍に引き上げました。控訴理由書や控訴答弁書のような長文の法律書面でも、省略されることなく十分な分量で生成されます。

◼️ 控訴審対応の設計方針

AILEXの控訴審対応は、以下の設計方針に基づいています。

第一に、審級に応じた正確な当事者表記です。控訴審で「原告」「被告」と表記された書面は、裁判所への提出時に不適切となります。事件番号の符号から審級を自動判定することで、書面作成時の表記ミスを防止します。

第二に、控訴審特有の論述構造への対応です。控訴理由書は原判決の具体的箇所を引用しながら批判する必要があり、一般的な準備書面のテンプレートでは対応できません。控訴審専用テンプレートでは、「事実誤認」「法令違反」「審理不尽」「理由不備」の各観点から体系的に論述する構成を採用しています。

第三に、すべてのAI生成結果は参考情報としての位置づけです。AIが生成した書面は弁護士による確認・修正を前提としたドラフトであり、最終的な法的判断および責任は弁護士に帰属します。生成された書面には不明な事項に「[要確認]」マークが付与されます。

◼️ テンプレート総数について

今回の追加により、AILEXのAI文書生成テンプレートは合計76種類となりました。

・基本テンプレート: 30種類(ワンクリック)
・専門テンプレート: 46種類(入力フォーム付き)

民事訴訟、家事事件、債務整理、刑事弁護、企業法務、交渉文書、依頼者対応、控訴審・上訴の各カテゴリにわたり、弁護士の日常業務を広くカバーしています。

◼️ 同時リリース:AI利用統計ダッシュボードの強化

本アップデートでは、操作ログ画面のAI利用統計ダッシュボードも併せて強化しました。使用AIモデル別(Anthropic Claude、OpenAI GPT-4.1-mini、Perplexity Sonar)の消費トークン数と構成比がリアルタイムで可視化され、法律事務所のAIガバナンス体制の構築を支援します。

◼️ 今後の展望

AILEXでは、ご利用中の法律事務所様からのフィードバックに基づき、継続的な機能改善を行っています。今後は、大量文書アップロード時のAIコンテキスト最適化(重要書面の自動優先読込み)、上告審テンプレートの追加、AI生成書面のセクション別段階生成機能などを順次実装する予定です。

※ AILEXのAI機能による生成結果は参考情報であり、最終的な法的判断および責任は弁護士に帰属します。AILEXは弁護士法第72条に定める法律事務の取扱いを行うものではなく、弁護士の業務を支援するツールです。

◼️ AILEXについて

「AILEX(エーアイレックス)」は、小〜中規模の法律事務所(弁護士1〜5名規模)向けのAI法務支援クラウドSaaSです。AI法律相談チャット、76種類のAI文書生成テンプレート、AIファクトチェック、27種類のAIエージェント、mints(民事裁判書類電子提出システム)対応25機能、PII自動マスキング技術などを統合した「検証可能なAIリーガルOS」として、弁護士の日常業務全体をワンストップで支援します。

サービスURL:https://users.ailex.co.jp
公式サイト:https://ailex.co.jp
mintsガイド:https://ailex.co.jp/mints-guide/
IETF Internet-Draft:https://datatracker.ietf.org/doc/draft-ailex-vap-legal-ai-provenance/

◼️ 会社概要

社名:AILEX合同会社
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル
事業責任者:上村 十勝
事業内容:AI法務支援SaaS「AILEX」の開発・提供
顧問弁護士事務所:弁護士法人えそら
公式LINE:https://lin.ee/P9JAWZp
TEL:03-6821-7462
E-mail:info@ailex.co.jp

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