【AILEX新機能】「報酬の記録が、いちばん面倒」を解決する ── AILEX タイムチャージ管理 5つの新機能

「報酬の記録が、いちばん面倒」を解決する ── AILEX タイムチャージ管理 5つの新機能

弁護士にとって、タイムチャージの記録は「やらなければならないが、最も面倒な仕事」のひとつです。

依頼者との打合せ、準備書面の起案、相手方との電話交渉。弁護士の1日はさまざまな業務で構成されていますが、その一つひとつに「何時間かかったか」「どの案件の作業か」「単価はいくらか」を正確に記録し、月末に集計し、実費を加えて請求書にまとめる。この作業に毎月数時間を費やしている事務所は、決して少なくありません。

さらに深刻なのが、「記録漏れ」と「予算超過」の問題です。忙しい日々の中で記録を後回しにした結果、実際の作業時間よりも少ない金額しか請求できなかったり、逆に予算を超過していることに気づかないまま作業を続けてしまい、依頼者との信頼関係を損なうケースもあります。

AILEXは今回のアップデートで、この「報酬管理」の課題に正面から取り組みました。本記事では、新たに搭載した5つの機能の詳細と、それぞれがどのように弁護士の日常業務を変えるのかをご紹介します。


1. タイムチャージ自動計算 ── 「時間 × 単価」を手計算する時代の終わり

何が変わるのか

これまでのAILEXの報酬記録機能は、金額を手動で入力する仕組みでした。今回のアップデートにより、担当者を選んで作業時間を入力するだけで、報酬額が自動的に算出されるようになりました。

メンバー別単価の設定

事務所設定画面から、所属する弁護士・パラリーガル・スタッフそれぞれの時間単価を登録できます。たとえば「山川弁護士:¥35,000/h」「田中パラリーガル:¥15,000/h」のように、メンバーごとに異なる単価を管理できます。

単価は事務所設定画面からいつでも変更可能ですが、過去の報酬記録には登録時点の単価がスナップショットとして保存されるため、単価改定後も過去の記録の正確性が保たれます。

最小記録単位の設定

事務所によって「6分単位」「15分単位」「30分単位」「1時間単位」と、タイムチャージの刻みは異なります。AILEXでは事務所設定画面からこの最小記録単位を選択でき、入力された作業時間はこの単位に自動的に切り上げられます。

たとえば最小単位が6分(0.1h)の事務所で「22分」と入力した場合、自動的に「24分(0.4h)」に切り上げられます。この切り上げ処理はフォーム上でリアルタイムに反映されるため、登録前に正確な計算結果を確認できます。

リアルタイムプレビュー

報酬登録フォームでは、担当者の選択と時間の入力に応じて、次のようなプレビューがリアルタイムに表示されます。

2.50h × ¥35,000 = ¥87,500

この表示により、入力ミスや計算ミスを登録前に発見できます。もちろん、自動計算をオフにして手動で金額を入力することも可能です。固定報酬や成功報酬など、タイムチャージ以外の報酬体系にも従来どおり対応しています。


2. ワンクリックタイマー ── 作業時間の「記録漏れ」をゼロに

なぜタイマーが必要なのか

タイムチャージ管理で最も多い悩みは「記録するのを忘れてしまう」ことです。日中の業務が終わった後にまとめて記録しようとすると、「あの電話は何分だったか」「準備書面の起案に実際何時間かけたか」が曖昧になり、結果として過少請求につながります。

ある調査では、弁護士が1日あたり平均1〜2時間のビラブル時間を記録し損ねているという指摘もあります。時間単価が3万円の弁護士であれば、月あたり60万〜120万円の売上機会を逸失している計算です。

どう使うのか

AILEXの報酬一覧画面にある「タイマー開始」ボタンをクリックすると、案件と作業内容を選んでタイマーが起動します。起動後は、どの画面に遷移しても画面下部にフローティングタイマーバーが常時表示されます。

タイマーバーには以下の情報がリアルタイムで表示されます。

  • 経過時間(01:23:45 形式)
  • 案件名
  • 作業内容
  • 概算金額(≈ ¥43,750 のように、担当者の単価から自動計算)

電話や来客で作業が中断された場合は「一時停止」ボタンで計測を止め、作業再開時に「再開」ボタンで続行できます。中断時間は作業時間に含まれないため、正確な稼働時間を記録できます。

停止から記録までの流れ

作業が終わったら「停止して記録」ボタンをクリックします。すると確認ダイアログが開き、計測された作業時間(事務所の最小単位に自動切り上げ済み)、担当者の単価から算出された金額、作業内容が表示されます。

内容を確認し「記録する」をクリックすれば、報酬エントリーとして自動保存されます。従来のように後からExcelに転記したり、手計算で金額を算出したりする手間は一切ありません。


3. 実費カテゴリ管理と証憑添付 ── 印紙代から鑑定費用まで、すべてを一元管理

弁護士業務で発生する多様な実費

訴訟を遂行するなかで、弁護士は多種多様な実費を立て替えます。収入印紙代、郵便切手代、謄写料、交通費、鑑定費用、戸籍・登記の証明書取得費用――これらを案件ごとに正確に記録し、領収書を保管し、漏れなく依頼者に請求することは、地味ながらも極めて重要な業務です。

12カテゴリの実費分類

AILEXでは、実費を以下の12カテゴリから選択して登録できるようになりました。

  • 印紙代
  • 郵便料
  • コピー代
  • 交通費
  • 通信費
  • 証明書取得費
  • 鑑定費用
  • 供託金
  • 調査費用
  • 翻訳費用
  • 宅配便
  • その他実費

報酬一覧画面では、各エントリーにカテゴリバッジが表示されるため、時間報酬と実費を視覚的に区別できます。

領収書の添付と管理

実費のエントリーには、PDF・JPEG・PNG形式の領収書画像を添付できます(上限5MB)。添付された証憑は報酬一覧画面から📎アイコンをクリックして即座に確認でき、「あの領収書はどこに保管したか」と探す手間がなくなります。

証憑ファイルはAILEXのサーバー上に安全に保存され、案件ごとに整理されます。税務調査や依頼者からの問い合わせがあった際にも、すぐに該当の領収書を参照できます。


4. 報酬レポートとCSV出力 ── 事務所経営を数字で把握する

なぜレポートが重要なのか

タイムチャージ管理の真の価値は、「記録すること」自体にではなく、記録されたデータを分析し、事務所経営の意思決定に活用するところにあります。

「先月、どの弁護士が最も多くのビラブル時間を記録したか」「特定の案件に実費がどれだけかかっているか」「今月の請求済み金額と未請求金額のバランスはどうか」――これらの問いに即座に答えられることが、事務所の収益性を向上させる第一歩です。

3つの切り口でのレポート

AILEXの報酬レポート画面では、期間を指定して以下の3つの切り口で集計結果を確認できます。

担当者別レポートでは、各メンバーの総稼働時間、ビラブル報酬額、実費立替額、合計金額を一覧表示します。「どの弁護士がどれだけ稼働しているか」を数字で把握でき、業務配分の見直しや評価の参考資料として活用できます。

案件別レポートでは、案件ごとの総稼働時間、報酬額、実費合計を確認できます。利益率の高い案件と低い案件を比較したり、特定の案件に想定以上のリソースが投入されていないかを確認する際に有用です。

実費カテゴリ別レポートでは、印紙代・交通費・鑑定費用といったカテゴリごとの支出合計を把握できます。経費構造の分析や、今後の案件見積りの精度向上に役立ちます。

CSVエクスポート

レポート画面からワンクリックでCSVファイルをダウンロードできます。出力されるCSVはExcel対応(UTF-8 BOM付き)で、日付・種別・担当者・内容・時間・単価・金額・税率・案件・依頼者・実費カテゴリ・ビラブル区分・請求状態の13項目を含みます。

会計ソフトへのインポートや、独自のスプレッドシートでの分析にそのままご利用いただけます。


5. 案件別予算管理 ── 「知らないうちに予算を超えていた」を防ぐ

予算超過がもたらすリスク

タイムチャージ案件において、依頼者が最も不信感を抱く場面のひとつが「想定していた金額を大幅に超える請求書が届いた」というケースです。弁護士としては必要な作業を行った結果であっても、事前の説明や合意なく予算を超過した場合、依頼者との信頼関係を損なう深刻なリスクとなります。

弁護士側にとっても、「予算にあとどれくらい余裕があるか」を常に意識しながら作業することは、現実的に困難です。特に複数の案件を並行して担当している場合、案件ごとの消化状況を手動で集計する余裕はありません。

予算上限と自動アラート

AILEXでは、案件ごとに予算上限額を設定できるようになりました。予算を設定すると、タイムチャージの累計額が予算の一定割合に達した時点で、自動的にアラートが表示されます。

アラートの閾値は初期設定では80%ですが、案件ごとに変更可能です。たとえば予算200万円・閾値80%と設定した場合、タイムチャージの累計が160万円に達した時点で「⚠️ 予算82%到達」のような警告が報酬登録時に表示されます。予算を超過した場合は「⛔ 予算超過」という強い警告が表示されます。

予算消化プログレスバー

案件詳細画面では、予算消化率がプログレスバーとして視覚的に表示されます。消化率に応じてバーの色が変化し、80%未満は緑、80%以上は黄、100%超過は赤で表示されます。

¥1,650,000 / ¥2,000,000 (82.5%) ⚠️

この表示により、案件の画面を開いた瞬間に予算の消化状況を直感的に把握できます。

預り金管理

タイムチャージ案件では、依頼者から預り金(リテイナー)を受領した上で作業を開始するケースが一般的です。AILEXでは案件ごとに預り金額と消化額を記録でき、残高を常に把握できます。


すべてが「請求書」につながる

今回ご紹介した5つの機能は、すべてAILEXの既存の請求書発行機能と連携しています。

未請求の報酬・実費は一覧画面で確認でき、ワンクリックで請求書に反映させることができます。生成された請求書はインボイス制度対応の適格請求書として出力可能で、依頼者ポータルを通じたオンライン共有にも対応しています。

つまり、タイマーで作業時間を記録し → 自動計算された金額を確認し → 実費と合わせて → 請求書を発行する。この一連の流れが、AILEX上で完結します。


AILEXが目指す「報酬管理」のあり方

弁護士にとって報酬管理は、単なる事務作業ではありません。適正な報酬を確実に記録・請求することは、事務所の経営基盤を支える根幹の業務です。

しかし現実には、「忙しくて記録できなかった」「計算が面倒で後回しにした」「予算超過に気づかなかった」という事態が、多くの事務所で日常的に発生しています。

AILEXのタイムチャージ管理機能は、これらの課題を「記録の自動化」「計算の自動化」「アラートの自動化」という3つのアプローチで解決します。弁護士が本来の法律業務に集中できる環境をつくること。それがAILEXの報酬管理機能の設計思想です。


ご利用方法

本機能はAILEX PROプラン(月額8,900円(税込)/1ユーザー)に含まれており、追加料金なしでご利用いただけます。既存のPROプランユーザーの方は、本日より自動的にご利用いただけます。

事務所設定画面からメンバー別単価と最小記録単位を設定していただければ、すぐにタイムチャージ自動計算とワンクリックタイマーをお使いいただけます。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。オンラインデモのご予約も承っております。


AILEX合同会社
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル
TEL: 03-6821-7462 / Email: info@ailex.co.jp
公式サイト: https://ailex.co.jp
サービスURL: https://users.ailex.co.jp
公式LINE: https://lin.ee/P9JAWZp


※ AILEXは弁護士の業務効率化を支援するツールであり、弁護士法第72条に基づく法律事務を行うものではありません。AI生成物は参考情報であり、最終的な確認・修正・判断は弁護士が行ってください。

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