2026年2月11日 AILEX合同会社
AILEX合同会社(本社:東京都渋谷区、以下「当社」)は、当社が開発・提供するAI法務支援クラウドSaaS「AILEX」に搭載されたPII(個人識別情報)自動マスキング技術について、日本国特許庁(JPO)および米国特許商標庁(USPTO)への特許出願に向けた準備を開始いたしましたので、お知らせいたします。
現在、特許専門の弁理士と連携し、出願に向けた具体的な手続きを進めております。
背景
近年、生成AIの法律業務への活用が急速に拡大する一方、弁護士の守秘義務(弁護士法第23条)と外部AIサービスの利用をいかに両立するかが、業界全体の重要課題となっています。
多くの弁護士事務所では、依頼者情報が外部サーバーに送信されることへの懸念から、AI活用に慎重な姿勢を取らざるを得ない状況が続いています。当社は、この課題を技術的に解決するべく、独自のPII自動マスキング技術「PIIMasker」を開発し、AILEXの全AI機能に標準搭載してまいりました。
本技術の概要
PIIMaskerは、外部AI APIへのデータ送信前に、訴訟当事者名・事件番号・裁判所名等の個人識別情報を自動的にプレースホルダへ置換し、AI応答の受信後に元の情報へ復元する技術です。
本技術には、以下の独自の特徴があります。
1. 訴訟構造認識型マスキング 従来の汎用的なPIIマスキングとは異なり、訴訟における原告・被告・裁判所といった当事者の役割構造を理解した上で、一貫性のあるプレースホルダを自動生成します。
2. 事件データベースとの自動連携 事件管理データベースから当事者情報を自動取得し、マスキング用のマッピングテーブルを動的に構築します。弁護士による手動設定は不要です。
3. 複数AI APIへの統一的適用 AILEXが利用する複数の外部AI APIに対して、統一的なマスキング処理を適用します。
これらの技術的特徴の組み合わせは、当社の調査において、国内外の既存サービスには確認されておりません。
出願計画
日本での特許出願を優先権の基礎とし、PCT(特許協力条約)を通じた国際出願を経て、米国をはじめとする主要国への展開を予定しております。
| 段階 | 概要 |
|---|---|
| 第1段階 | 日本国特許庁(JPO)への国内出願 |
| 第2段階 | PCT国際出願による権利の国際的確保 |
| 第3段階 | 米国特許商標庁(USPTO)等への各国移行 |
本取り組みの意義
法律業務におけるAI活用が世界的に加速する中、依頼者のプライバシー保護と業務効率化を両立する技術の重要性はますます高まっています。
当社は、本技術の特許取得を通じて知的財産の保護を図るとともに、弁護士が安心してAIを活用できる環境の実現に引き続き取り組んでまいります。
AILEXについて
AILEX(エーアイレックス)は、弁護士1〜5名の小〜中規模法律事務所を主な対象としたAI法務支援クラウドSaaSです。AI法律相談チャット、AI文書生成(27種類の法律文書テンプレート)、AIファクトチェック機能、事件管理、文書管理、請求書管理等を一つのプラットフォームに統合し、法律事務所のデジタルトランスフォーメーションを支援します。
会社概要
| 会社名 | AILEX合同会社 |
| 所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル |
| 事業内容 | AI法務支援クラウドSaaS「AILEX」の開発・運営 |
| 公式サイト | https://ailex.co.jp |
| サービスサイト | https://users.ailex.co.jp |
本件に関するお問い合わせ
AILEX合同会社 E-mail: info@ailex.co.jp
公式LINE: https://lin.ee/P9JAWZp
※ 本お知らせに記載の技術的特徴は概要であり、出願内容の詳細を示すものではありません。 ※ 特許の取得を保証するものではありません。出願の進捗については、今後改めてお知らせいたします。
