AILEX合同会社(本社:東京都渋谷区、代表社員:上村十勝、以下「AILEX」)は、提供中のAIリーガルOS「AILEX」におけるアウトプット精度向上および情報保護体制の強化を目的として、弁護士の守秘義務を主軸とした専門的協議を実施いたしました。
AILEXは、弁護士・パラリーガル向けに、訴訟文書作成支援、AI法律相談チャット、ファクトチェック、事件管理、契約書チェック等を統合したクラウド型SaaSを提供しています。
その一方で、法律実務においては、弁護士法および職務基本規程に基づく守秘義務が最も重要な基盤であり、依頼者情報の取扱いは極めて慎重であるべきものと認識しています。
今回の協議では、特に以下の点について重点的な検討を行いました。
■ 弁護士の守秘義務とAI利用の整合性
AIが実務補助として利用される場合であっても、依頼者情報の秘匿性が確保される設計となっているかを確認。
外部AI API利用時のデータ送信範囲、データ保持ポリシー、学習利用の有無、ログ管理のあり方について実務的観点から検証を実施。
■ PII(個人識別情報)自動マスキング設計の妥当性
事件番号、当事者名、裁判所名等を外部送信前に自動置換するAILEXのPIIマスキング機能について、守秘義務との関係性、実務上の想定リスク、復元処理の安全性を検討。
■ AI出力と弁護士責任の明確化
AIによる回答・文書生成はあくまで参考情報であり、最終的な法的判断および書面提出は利用弁護士が行うことを前提とした表示設計、利用規約、ワークフローの妥当性を確認。
■ ログ・アクセス管理体制
ロールベースアクセス制御、操作ログの記録範囲、情報閲覧権限の分離など、守秘義務履行を技術的に支援する仕組みの実装状況を点検。
AILEXは、AIを「弁護士業務を代替する存在」ではなく、「弁護士の専門的判断を支援する補助基盤」と位置付けています。
本協議で得られた知見は、プロンプト設計、出力表現、データ取扱ポリシー、内部統制のさらなる改善に反映し、守秘義務との整合性をより明確化してまいります。
生成AIの活用が進む中で、法律実務において最も重要なのは「利便性」ではなく「信頼性」です。
AILEXは今後も、弁護士の守秘義務を最優先とする設計思想のもと、安全性・透明性・説明可能性を兼ね備えたリーガルテック基盤の構築を進めてまいります。
