【機能追加】債務整理の申立準備がさらに簡単に — AIワークフローガイド機能をリリース

「債権調査票をスキャンしたのに、債権者情報を登録してくださいとエラーが出る」

先日、AILEXをご利用いただいている弁護士の先生から、このようなお問い合わせをいただきました。

原因を調査したところ、AILEXの操作手順の案内が不十分だったことがわかりました。スキャン(OCR読み取り)で文書のテキストは抽出されていたものの、そこから債権者名・残高・契約日等の構造化データを登録する「AI一括抽出」という次のステップが明示されていなかったのです。

この声をきっかけに、AILEXは債務整理の申立準備ワークフロー全体のUI/UXを見直しました。本記事では、今回追加された機能と改善点をご紹介します。


改善の背景 — 「スキャン」と「AI抽出」は別のステップだった

AILEXの債務整理申立準備では、破産申立書・債権者一覧表・財産目録・家計収支表などの書面ドラフトをAIが自動生成します。この生成には、元となる構造化データ(債権者名・残高・月返済額・契約日、財産情報、収支情報など)が必要です。

従来のAILEXでは、以下の2つのステップに分かれていました。

ステップ1: 文書のスキャン(OCR読み取り)
PDFをアップロードすると、AILEXが自動でテキストを抽出します。これは画像やスキャンPDFから「文字」を取り出す処理です。

ステップ2: AI一括抽出
抽出されたテキストをAIが解析し、「アコム — 残高48万円 — 月返済1.5万円 — 利率15% — 契約日2019年4月」のように構造化されたデータとして債権者一覧に登録します。

この2つのステップが分かれていること自体は、処理の正確性と弁護士による確認のために重要な設計です。しかし、初めてご利用いただく先生にとっては、「スキャンしたのに登録されない」という混乱を招いていました。


追加された6つの改善

1. 操作ガイドバナー(折りたたみ式)

申立準備タブの最上部に、5ステップのワークフローを視覚的に表示するガイドバナーを追加しました。

資料アップロード → AI一括分類 → AI一括抽出 → 確認・修正 → ドラフト生成

初回利用時に全体の流れを把握できるよう設計されており、折りたたむことで普段は邪魔になりません。

バナーの下部には「よくある質問: スキャン(OCR)だけでは債権者情報は登録されません。「AI一括抽出」を実行することで自動登録されます。」という案内も常時表示されます。

2. ダッシュボード状態検知ガイド

申立準備のダッシュボードが、案件の現在の状態を自動検知して次のアクションを案内するようになりました。

  • 文書が未アップロードの場合 → 「まず債権調査票等の資料をアップロードしてください」と案内
  • 文書はあるがAI抽出が未実行の場合 → 黄色の目立つバナーで「AI一括抽出を実行」ボタンを表示
  • 抽出済みだが未分類の場合 → 「資料の種別を分類するとドラフト精度が向上します」とヒントを表示
  • すべて完了 → ガイドは自動的に非表示

「何をすればいいかわからない」という状態がなくなるよう、案件の進捗に応じた動的なガイダンスを提供します。

3. ドラフト生成前の事前チェック

ドラフトを生成しようとした際に、必要なデータが揃っているかを自動でチェックするようになりました。

たとえば、債権者一覧表や破産申立書を生成しようとしたときに債権者データが0件だった場合、従来はエラーメッセージが表示されるだけでした。今回のアップデートでは、何が足りないのか、次に何をすべきかを具体的に案内するモーダルが表示されます。

  • 文書がアップロード済みの場合 → 「AI一括抽出がまだ実行されていません」 + 抽出実行ボタン
  • 文書もアップロードされていない場合 → 手順全体を①〜④のステップで案内

4. 文書アップロード時のガイダンス通知

債務整理案件で文書をアップロードした直後に、画面上部に以下のような通知が自動表示されるようになりました。

💡 申立準備タブの「🤖 AI一括抽出」を実行すると、債権調査票から債権者名・残高等を自動で読み取り登録できます。

これにより、アップロード直後の「次に何をすべきか」が明確になります。

5. 資料分類タブのバッチスキャン案内

資料分類タブの上部に、以下のヒントを追加しました。

💡 各債権者ごとにスキャンする必要はありません。複数の債権調査票をまとめて1つのPDFにしてアップロードしても、AIが自動で分離して読み取ります。

多数の債権者がいる案件では、1社ずつスキャンするのは大変な手間です。まとめて1つのPDFにしてアップロードすれば、AIが自動で債権者ごとに情報を分離して登録します。

6. AI抽出完了後の次ステップ案内

AI一括抽出が完了した際のモーダルに、次のステップの案内を追加しました。

✅ 債権者・財産等の情報が自動登録されました。
次のステップ: 「抽出結果」タブで内容を確認・修正 → 「ドラフト」タブで申立書等を生成

抽出が終わった後に「確認・修正が必要」という点を明示し、弁護士による最終確認のプロセスを自然に組み込んでいます。


改めて — AILEXの債務整理申立準備の操作手順

今回のアップデートを踏まえた、推奨操作手順は以下のとおりです。

① 資料アップロード
債権調査票・通帳コピー・給与明細・家計簿等のPDFを案件の「文書」セクションにアップロードします。複数の書類をまとめて1つのPDFにしても、個別のPDFとしてアップロードしても、どちらでも問題ありません。

② AI一括分類
申立準備タブで「🤖 AI一括分類」をクリックすると、各文書が「給与明細」「通帳コピー」「債権調査票」「不動産登記」などに自動分類されます。

③ AI一括抽出
「🤖 AI一括抽出」をクリックすると、分類された文書からAIが以下のデータを自動抽出・登録します。

  • 債権者情報: 債権者名・現在残高・月返済額・利率・契約日
  • 財産情報: 預貯金・不動産・保険・自動車等
  • 収入情報: 給与・年金・その他収入
  • 支出情報: 家賃・食費・光熱費・通信費等
  • 時系列情報: 借入・返済・滞納等のイベント

④ 確認・修正
抽出結果タブで、AIが読み取ったデータを確認します。「⚠要確認」マークが付いた項目は、特に金額・日付の正確性をご確認ください。インライン編集で直接修正できます。

⑤ ドラフト生成
ドラフトタブで生成する書面(破産申立書・債権者一覧表・財産目録・家計収支表等)を選択し、「🤖 選択した書面を生成」をクリックします。


手打ちで債権者を入力する必要はありません

今回のお問い合わせで最も重要なポイントは、債権者情報を手打ちで入力する必要はないということです。

AILEXのAI一括抽出機能は、スキャンされた債権調査票のテキストを解析し、債権者名・残高・利率・契約日等を自動で構造化データとして登録します。手動追加の機能も用意していますが、これは「AIが読み取れなかった情報を補完する」ための補助機能です。

もちろん、AIの抽出結果は必ず弁護士による確認が必要です。抽出結果には信頼度(高・中・低)が表示され、「⚠要確認」マークが付いた項目は特に注意して確認いただくよう設計しています。


AILEXは弁護士の声で進化します

今回のアップデートは、ご利用中の弁護士の先生からいただいた1件のお問い合わせがきっかけでした。

AILEXは「弁護士の実務をAIで支援する」というコンセプトのもと開発していますが、実際に使っていただく先生の声なくして良いプロダクトは作れません。操作でわかりにくい点、「こんな機能がほしい」というご要望がございましたら、ぜひお気軽にお寄せください。

お問い合わせ先:

  • メール: info@ailex.co.jp
  • 電話: 03-6821-7462
  • LINE: https://lin.ee/P9JAWZp

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⚖️ 免責事項: AILEXのAI生成ドラフトは弁護士による確認・修正が必要です。AIが生成した内容は法的助言を構成するものではありません。最終的な判断は必ず弁護士が行ってください。

AILEX合同会社 | 顧問弁護士事務所: 弁護士法人えそら

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