TreeeSのUI/UXはmintsとどう変わる?|フォーマット入力方式とスマホ対応の展望
TreeeSの2つの提出方式
最高裁の民事規則制定諮問委員会資料から判明しているTreeeSのUI設計では、2つの提出方式が予定されています。
方式1:PDFアップロード(mints方式の継承)
mintsと同様に、弁護士が作成したPDFファイルをアップロードする方式。現行のmints利用者にとっては馴染みのある操作です。
方式2:フォーマット入力方式(新機能)
TreeeS上の入力フォームに直接テキストを入力する方式です。訴状の当事者情報、証拠説明書の標目・作成者・立証趣旨などを、画面上のフォームフィールドに入力します。フォーマット入力は努力義務として推奨される見込みです。
mintsの現在のUX課題
弁護士から報告されているmintsの主なUX課題は以下の通りです。
- 毎日の強制ログアウト
- 煩雑な多要素認証(SMS/音声通話)
- A4/A3形式、50MB制限
- 新規申立てフォームの文字数制限(趣旨400字、理由10,000字)
- 操作中のタイムアウトリスク
- ブラウザの「戻る」ボタン使用不可
スマホ対応は実現するのか
最高裁は「mintsはスマートフォンで表示するとレイアウトが崩れる」と明言しています。TreeeSではスマホ対応が検討されていますが、現時点で専用アプリの発表はなく、WebベースでのレスポンシブUI対応にとどまる可能性が高いです。
入力フォーム方式の対象項目(規則諮問委員会資料で判明)
最高裁の民事規則制定諮問委員会の補足資料(令和6年3月28日)によれば、TreeeSでは電子ファイルをアップロードする方式と入力フォームに直接入力する方式の双方が検討されています。そして次の項目については、PDFのアップロードではなく所定の入力フォームによることを促す規律を設ける予定とされています。
- 訴状の形式的記載事項(当事者の氏名・住所等)
- 証拠説明書の標目・作成者・立証趣旨等
つまりmintsのように「完成したPDFを作って出す」のではなく、項目ごとにデータとして入力する比重が高まります。事務所側で当事者情報や定型的な記載をデータとして整理しておく価値は、この時点で既に生じています。
共同訴訟の場合の扱い
共同訴訟人が複数いる場合、IDとパスワードを入力する者以外については、共同申立ての意思を書面(画像情報)で明らかにさせる運用が想定されています。複数名が同時に共同入力する仕組みは予定されていません。
レスポンシブWebデザインを採用する方針
第3次開発の調達仕様書は、e提出・e記録管理について原則としてレスポンシブWebデザインを採用すること(採用しない場合はスマートフォン画面を個別に設計すること)を求めています。mintsが実質的にPC専用であるのに対し、TreeeSではスマートフォン対応が仕様上の要求になっている点は大きな違いです。ただし本番環境での実装がどうなるかは未確定です。
AILEXは今すぐスマホ対応
AILEX(エーアイレックス)はレスポンシブ対応でPC・タブレット・スマートフォンすべてで利用可能。TreeeSのUI改善を待たずに、快適な操作環境を実現します。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言を構成するものではありません。個別の事案については弁護士にご相談ください。
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