TreeeSの画面・操作・スマホ対応|暫定マニュアルで分かること
2026年10月10日更新:最新の調達資料と研修用の暫定操作マニュアルを確認し、従来の記載を訂正・更新しました。
研修環境と暫定マニュアルの公開状況
裁判所のTreeeS研修環境には、2026年8月31日発行の当事者用操作マニュアルVer.2.0が公開されています。暫定版であり、本番仕様を保証するものではありません。愛知県弁護士会の2026年6月23日説明会案内には研修用アカウントの配付フローが掲載されています。「一般の弁護士は利用できない」と一律に説明するのは適切ではありません。利用対象・アカウント配付・利用方法は裁判所や所属会の案内に従ってください。研修環境に実事件を提出しないでください。
端末・ブラウザの対応
暫定マニュアルの推奨環境にはPCのWindows 11・MacOS、スマホ・タブレットのAndroid・iOSが記載され、スマートフォンやタブレット端末での表示対応も説明されています。対応ブラウザはMicrosoft Edge、Google Chrome、Safari、Mozilla Firefoxです。これを「スマホ対応は検討中で仕様未公表」とする説明は更新が必要です。本番導入時には最新の推奨環境を改めて確認してください。
入力フォームはmintsにもある
新規申立てのフォーム入力は、改修版mintsで既に利用できます。現行マニュアルでは申立ての趣旨400字、理由10,000字まで直接入力する手順が示されています。TreeeSとの違いを「mintsにはフォームがなく、TreeeSで初めて導入される」と説明するのは不正確です。比較すべきなのは、対応する手続・入力項目・画面操作・記録管理との連携です。
GビズIDとmintsのメールアドレスによる登録
公開研修環境の当事者用操作マニュアルVer.2.0(2026年8月31日、暫定版)には、士業者がGビズIDを利用する方法と、利用せずに新規登録する方法が記載されています。GビズIDを使わず士業者IDを取得した後に、GビズIDを利用する方式へ切り替えることはできない旨の注意もあります。士業者と事務職員ではアカウントの要件が異なるため、該当する手順を確認してください。
アカウント登録と事件データの移行は別
暫定マニュアルにはmintsアカウントと同一メールアドレスを利用する登録手順があります。ただし、これは既存パスワードや事件データが自動移行することを意味しません。既存のmintsアカウントをそのまま使えると断定せず、本番運用時の登録案内を確認してください。事件記録の移行方式の詳細は、今回確認した資料だけでは確定できません。
mintsの容量上限は1回合計200MB
mints操作マニュアル2.3版65頁では、1回にアップロードできる最大容量は合計200MBです。複数ファイルを選択するときは合計で確認します。200MBを超える場合は複数回に分け、1ファイル自体が上限を超える場合は適切に分割してください。ファイル名は拡張子を含め100文字以内です。
ウェブ会議機能の断定は避ける
システム間の連携計画があることと、書証閲覧・ウェブ会議が一つの画面で動くことは同じではありません。具体的な画面・操作は利用者向けマニュアル等で確認できる範囲に限定して説明します。
法律事務所が準備すること
事件ごとに提起日・手続類型・提出先システム・提出期限を管理し、書面の作成、証拠整理、提出前確認、提出後の記録保存を手順化してください。TreeeSでは画面やアカウントの操作手順を改めて確認する必要があります。AILEXは提出準備・確認・記録管理を支援し、公表仕様に合わせて対応を更新する方針です。控訴等の法定期間は、送達日や事件の状況を踏まえて弁護士が別途確認してください。
確認した一次資料
本記事は2026年10月10日時点の公表資料に基づき更新しました。導入予定・暫定仕様は変更される場合があります。個別事件の提出方法は裁判所の案内をご確認ください。