mints時代のウェブ会議口頭弁論|法廷でのPC操作と証拠提示の実務
口頭弁論もオンラインで参加できる時代に
改正民事訴訟法87条の2により、口頭弁論期日にウェブ会議で参加できるようになりました(2024年3月1日施行)。これまで弁論準備手続や和解期日では認められていたオンライン参加が、民事訴訟のメインである口頭弁論にも拡大されたのです。
裁判官は公開法廷に在席し、傍聴席にはモニターが設置されます。弁護士は事務所や自宅からウェブ会議で参加でき、遠方の裁判所への出張が大幅に削減されます。
ウェブ会議口頭弁論の仕組み
裁判所側の設備
裁判官は法廷内のモニターで当事者を確認します。傍聴人もモニターを通じて手続を見ることができ、公開原則(憲法82条1項)は維持されます。当事者が現実の出席を希望する場合、裁判所は出頭を拒否できません。
弁護士側に必要な環境
- PC(ノートPC推奨)+安定したインターネット回線
- Microsoft Teams等のウェブ会議ツール
- カメラ・マイク(PC内蔵でも可)
- mintsにアクセスできるブラウザ(Edge/Chrome)
mintsの書証をウェブ会議で提示する方法
証人尋問や本人尋問で書証を示す場合、画面共有機能を使ってmintsからダウンロードしたPDFを表示します。事前にPDFを開いておき、該当ページをすぐに表示できるよう準備してください。
複数の書証を行き来する場面では、Adobe Acrobat Readerのタブ機能を活用すると効率的です。
ウェブ会議での証人尋問の注意点
改正民訴法では証人尋問もウェブ会議で実施可能です(改正民訴法204条)。ただし、証人の所在場所について法律上の特別な規定はなく、裁判所と当事者の協議に委ねられます。
宣誓書については、訴訟記録が電子化される中で紙の宣誓書が必要かどうか議論されており、今後の規則改正で変更される可能性があります。
回線トラブルへの備え
- 有線LAN接続を推奨(Wi-Fiは不安定になるリスク)
- モバイルルーターをバックアップとして用意
- トラブル時は裁判所に電話連絡し、期日続行の判断を仰ぐ
- 法廷に出向く選択肢も常に確保しておく
AILEXでmints×ウェブ会議をスムーズに
AILEX(エーアイレックス)のスケジュール管理機能で口頭弁論期日とmints提出期限を一元管理。事件ごとの書証を整理しておけば、ウェブ会議中の書証提示もスムーズに行えます。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言を構成するものではありません。個別の事案については弁護士にご相談ください。
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