mintsのOCR・テキスト検索可能PDF変換|義務化後に実質必須となる理由
mintsにおけるOCRの位置づけ
mintsの公式要件として、OCR処理やテキスト検索可能PDFは「必須」ではありません。スキャンした画像PDF(テキスト検索不可)もアップロード・提出が可能です。
しかし改正民事訴訟法が2026年5月21日に全面施行されると、訴訟記録は電子データそのものとして法的意義を持つようになります。裁判官・書記官がデータを検索・活用する場面が増え、テキスト検索可能PDFの重要性は格段に高まります。
OCRが重要になる書類と不要な書類
OCR処理の優先度は書類の性質によって異なります:
OCRを必ず行うべき書類
- スキャンした書証:契約書・診断書・登記簿謄本・領収書など手書き以外の印刷物
- 古い文書のスキャン:古い契約書や記録文書
- 多ページの書証:証拠番号・日付の確認が重要な書類
OCRを行わなくても問題ない書類
- WordやExcelからPDF変換した準備書面:変換時に自動的にテキスト埋め込みが行われる
- 書証説明書:通常Wordで作成してPDF変換するため問題ない
弁護士が使えるOCRツール比較
| ツール | 特徴 | 費用 |
|---|---|---|
| Adobe Acrobat Pro | 業界標準。「テキスト認識」機能で日本語OCR精度が高い。バッチ処理も可能。 | 月額2,728円〜 |
| 弁護革命 | 弁護士専用ソフト。内蔵OCRで一般的な印刷物は99%以上の認識率。資料タイトル・日付・証拠番号も自動認識可能。 | 別途確認 |
| AILEX | mints提出パッケージにOCR・全文テキスト検索機能を内蔵。法律書面に特化した認識精度。 | 別途確認 |
| スキャナー付属ソフト | ScanSnap・業務用複合機などに内蔵。設定によってはOCR自動処理が可能。 | 機器依存 |
Adobe Acrobatでのテキスト認識手順
- スキャンPDFをAdobe Acrobatで開く
- 「ツール」→「スキャンとOCR」を選択
- 「テキストを認識」をクリック
- 言語設定で「日本語」を選択(デフォルト英語になっている場合があるため注意)
- 「認識」をクリックして処理を実行
- 「名前を付けて保存」でテキスト検索可能なPDFとして保存
PDFメタデータの削除——見落とされがちな重要ポイント
OCR処理と同様に重要なのがPDFのメタデータ(プロパティ情報)管理です。WordファイルをPDF変換したり、Acrobatで処理したりすると、以下のメタデータが自動的に埋め込まれます:
- 作成者名(Windowsのユーザー名)
- 最終更新者名
- 作成日時・更新日時
- 編集時間の合計
- 会社名(Officeに登録されている場合)
これらのメタデータは相手方や裁判所から閲覧可能です。弁護士の氏名以外の情報(事務員名・バックオフィス担当者名など)が含まれないよう、提出前に必ず確認・削除する習慣をつけましょう。
Wordからのメタデータ削除方法
「ファイル」→「情報」→「問題のチェック」→「ドキュメント検査」→「個人情報と隠しデータ」を検査してすべて削除します。または「名前を付けて保存」→「ツール」→「全般オプション」→「ドキュメントのプロパティ」のチェックを外します。
AILEXで書証管理・OCRを一元化
AILEXはmints提出パッケージとしてOCR処理・全文テキスト検索・メタデータ管理を一元化しています。スキャンした書証を取り込むだけで、OCR処理・最適化・mints提出まで一気通貫で対応できます。
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