書類提出

mints提出PDFのファイルサイズ最適化|50MB制限を超えないための実務テクニック

mintsのファイルサイズ制限

mintsにアップロードできるファイルには以下の制限があります:

制限項目制限値
1ファイルあたりの上限50MB
ファイル名の文字数50文字以内
用紙サイズA4またはA3のみ
パスワード付きPDFアップロード不可

50MBという制限は一見余裕があるようですが、スキャン書類が多い不動産・相続・医療事件・知財案件では超過するケースが実際に発生しています。

なぜスキャンPDFは重くなるのか

Wordで作成した書面をPDF変換した場合のファイルサイズは通常数百KB〜数MB程度です。一方、書証として提出するスキャン書類は設定次第で10〜100MBになることがあります。

スキャンPDFが重くなる主な原因:

  • 解像度が高すぎる:600dpi・1200dpiでスキャンすると非常に大きなファイルになる
  • カラースキャン:モノクロより3〜4倍のファイルサイズになる
  • 非圧縮保存:圧縮設定なしで保存するとサイズが膨大になる
  • 多ページ書類:契約書・登記簿・カルテなど100ページを超える書類

Word→PDF変換の推奨設定

準備書面・証拠説明書などWordで作成した書面をPDF変換する場合の推奨設定:

  1. 「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリック
  2. ファイルの種類を「PDF」に変更
  3. 「オプション」をクリックして詳細設定を開く
  4. 最適化オプションは「標準(オンライン発行および印刷)」を選択(「最小サイズ」は画質低下のため避ける)
  5. 「ドキュメントのプロパティ」のチェックを外す(作成者名・編集時間などのメタデータを削除)
  6. フォント埋め込みを有効にする(MS明朝・MSゴシックが最も安全)

スキャン書類の最適設定

書証として提出するスキャン書類のPDF化に推奨する設定:

  • 解像度:300dpi(文字が鮮明かつ適切なサイズ。200dpiは文字が潰れ読み取り不可になることがある)
  • カラーモード:グレースケール(白黒原則に適合しつつ読みやすさを確保。カラーが必要な場合を除き原則グレースケール)
  • OCRを有効に:テキスト検索可能にすることで裁判所での利用性が向上する
  • 圧縮設定:中程度(高圧縮は文字の潰れにつながる)

ファイルサイズを削減する手順

既存のPDFが50MBを超えた場合の対処法(効果の高い順):

  1. 解像度を下げる:600dpi→300dpiへの変更で約4分の1のサイズに
  2. カラー→グレースケール変換:Adobe Acrobatの「最適化されたPDF」機能から設定可能
  3. PDF圧縮ツールを使用:iLovePDF・Smallpdfなどで「推奨の圧縮」レベルで処理
  4. Adobe Acrobatの「最適化されたPDF」保存:「ファイル」→「名前を付けて保存」→「最適化されたPDF」
  5. それでも超過する場合:ファイルを分割して複数回アップロード(例:甲1の証拠を2分割してアップロードし、それぞれ別の書証番号を付与)
注意:圧縮しすぎると文字が読めなくなる場合があります。圧縮後は必ず全ページの文字が判読できることを確認してください。

ファイル分割の実務的な方法

50MBを超える大量書証を分割する場合:

  • Adobe Acrobatの「ページを抽出」または「PDFを分割」機能を使用
  • ページ数を目安に前半・後半に分ける(例:甲1号証の1、甲1号証の2)
  • 枝番書証はまとめてアップロード可能なため、証拠説明書の書き方も合わせて修正する

AILEXによるファイル最適化の自動化

提出のたびにファイルサイズを手動で確認・調整するのは非効率です。AILEXはmints提出に特化したAI支援ツールとして、ファイルの最適化を自動で行い、50MB制限に引っかかる前に警告を出す機能を提供しています。

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