mints提出PDFのファイルサイズ最適化|50MB制限を超えないための実務テクニック
📌 ファイル名の文字数について:mints操作マニュアル2.3版(令和8年7月15日改訂)6頁によれば、アップロードするPDFのファイル名は拡張子を含めて100文字以内で、全角・半角のいずれも1文字として数えます。なお解説記事によっては「50文字以内」と記載するものもあります。実務上は上限にかかわらず、証拠番号と書面名が分かる範囲で簡潔に命名する運用が安全です。
mintsのファイルサイズ制限
mintsにアップロードできるファイルには以下の制限があります:
| 制限項目 | 制限値 |
|---|---|
| 1ファイルあたりの上限 | 50MB |
| ファイル名の文字数 | 100文字以内 |
| 用紙サイズ | A4またはA3のみ |
| パスワード付きPDF | アップロード不可 |
50MBという制限は一見余裕があるようですが、スキャン書類が多い不動産・相続・医療事件・知財案件では超過するケースが実際に発生しています。
なぜスキャンPDFは重くなるのか
Wordで作成した書面をPDF変換した場合のファイルサイズは通常数百KB〜数MB程度です。一方、書証として提出するスキャン書類は設定次第で10〜100MBになることがあります。
スキャンPDFが重くなる主な原因:
- 解像度が高すぎる:600dpi・1200dpiでスキャンすると非常に大きなファイルになる
- カラースキャン:モノクロより3〜4倍のファイルサイズになる
- 非圧縮保存:圧縮設定なしで保存するとサイズが膨大になる
- 多ページ書類:契約書・登記簿・カルテなど100ページを超える書類
Word→PDF変換の推奨設定
準備書面・証拠説明書などWordで作成した書面をPDF変換する場合の推奨設定:
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリック
- ファイルの種類を「PDF」に変更
- 「オプション」をクリックして詳細設定を開く
- 最適化オプションは「標準(オンライン発行および印刷)」を選択(「最小サイズ」は画質低下のため避ける)
- 「ドキュメントのプロパティ」のチェックを外す(作成者名・編集時間などのメタデータを削除)
- フォント埋め込みを有効にする(MS明朝・MSゴシックが最も安全)
スキャン書類の最適設定
書証として提出するスキャン書類のPDF化に推奨する設定:
- 解像度:300dpi(文字が鮮明かつ適切なサイズ。200dpiは文字が潰れ読み取り不可になることがある)
- カラーモード:グレースケール(白黒原則に適合しつつ読みやすさを確保。カラーが必要な場合を除き原則グレースケール)
- OCRを有効に:テキスト検索可能にすることで裁判所での利用性が向上する
- 圧縮設定:中程度(高圧縮は文字の潰れにつながる)
ファイルサイズを削減する手順
既存のPDFが50MBを超えた場合の対処法(効果の高い順):
- 解像度を下げる:600dpi→300dpiへの変更で約4分の1のサイズに
- カラー→グレースケール変換:Adobe Acrobatの「最適化されたPDF」機能から設定可能
- PDF圧縮ツールを使用:iLovePDF・Smallpdfなどで「推奨の圧縮」レベルで処理
- Adobe Acrobatの「最適化されたPDF」保存:「ファイル」→「名前を付けて保存」→「最適化されたPDF」
- それでも超過する場合:ファイルを分割して複数回アップロード(例:甲1の証拠を2分割してアップロードし、それぞれ別の書証番号を付与)
注意:圧縮しすぎると文字が読めなくなる場合があります。圧縮後は必ず全ページの文字が判読できることを確認してください。
ファイル分割の実務的な方法
50MBを超える大量書証を分割する場合:
- Adobe Acrobatの「ページを抽出」または「PDFを分割」機能を使用
- ページ数を目安に前半・後半に分ける(例:甲1号証の1、甲1号証の2)
- 枝番書証はまとめてアップロード可能なため、証拠説明書の書き方も合わせて修正する
AILEXによるファイル最適化の自動化
提出のたびにファイルサイズを手動で確認・調整するのは非効率です。AILEXはmints提出に特化したAI支援ツールとして、ファイルの最適化を自動で行い、50MB制限に引っかかる前に警告を出す機能を提供しています。
ファイルサイズエラーで提出が止まる前に。AILEXなら事前チェックで提出トラブルを防げます。
AILEXを無料で試す