TreeeS・次世代

TreeeSの研修環境はすでに公開されている|本番稼働前に何が分かるか

研修環境は実在する

TreeeSは2026年8月時点で本番稼働していません。しかし裁判所は研修環境を公開しており、そこには次のような案内が掲示されています。

  • これはTreeeSの研修環境であり、一般の方は利用できない
  • 民事訴訟の電子申立てをしたい場合はmintsを使う
  • TreeeSは民事訴訟法等に基づき、オンラインで裁判書類の提出や訴訟記録の閲覧等をするためのシステム

つまり一般の弁護士がいま触れるものではありません。「TreeeSを使ってみた」という情報を見かけた場合、それがmintsやRoootSとの混同でないか確認したほうがよいでしょう。

ログインはGビズID

研修環境のログインにはGビズID(プライムアカウント)が使われています。mintsが独自のアカウント体系と二要素認証を採用しているのに対し、TreeeS側では政府共通の認証基盤が使われる可能性を示す手がかりです。

ただしこれは研修環境での実装であり、本番環境の認証方式が確定的に公表されたわけではありません。現時点で断定はできません。

研修環境の存在から言えること・言えないこと

言えること言えないこと
開発が画面を伴う段階まで進んでいる本番の稼働時期
研修を想定した準備が始まっている最終的なUIや機能の詳細
e提出・記録閲覧が対象機能に含まれる本番の認証方式

なぜ研修環境が先に用意されるのか

TreeeSは当初、操作習熟期間を1年半ほど確保する想定だったと報じられています。mintsが施行直前に駆け込みで習熟を求められた経緯を踏まえれば、研修環境を早期に整えること自体は妥当な進め方です。

裏を返せば、本番導入の前に相応の研修期間が設けられる可能性が高いということでもあります。導入日にいきなり実務投入という展開は考えにくく、過度に身構える必要はありません。

いまできる準備

  1. mintsの運用に習熟する。電子提出そのものへの慣れが最大の準備になる
  2. ファイル命名規則を事務所で統一しておく
  3. 当事者情報や定型文をデータとして構造化しておく
  4. 裁判所・日弁連・所属会からのTreeeS関連アナウンスを追う
  5. TreeeS固有のハードウェア投資は仕様確定まで待つ

特に最後の点は重要です。仕様が公表されていない段階での先行投資は、無駄になる可能性を抱えます。いま投資すべきはmintsで確実に使える環境であり、TreeeS専用の何かではありません。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言を構成するものではありません。個別の事案については弁護士にご相談ください。
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