mints準備書面・証拠説明書の提出方法|タブ選択ミスで取り消せない
mintsの5つの書面種別タブを理解する
mintsにファイルをアップロードする際、最初に直面するのが書面種別タブの選択です。誤ったタブにアップロードすると差し替えが一切できないため、この理解は最優先事項です。
| タブ名 | 対象書面 | ファイル形式 | 訴訟記録への影響 |
|---|---|---|---|
| 主張書面 | 準備書面など | PDFのみ(A4/A3) | 正式な訴訟記録 |
| 書証の写し | 証拠(甲号・乙号) | PDFのみ(A4/A3) | 正式な訴訟記録 |
| 証拠説明書 | 証拠説明書 | PDFのみ(A4/A3) | 正式な訴訟記録 |
| その他の書面 | 上申書・連絡書など | PDFのみ(A4/A3) | 正式な訴訟記録 |
| 参考書面 | Wordデータなど | PDF/DOCX/XLSX | 訴訟記録にならない |
準備書面の提出手順
準備書面の提出は以下の手順で行います:
- Wordで準備書面を作成する
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」→ファイル種類をPDFに変更して保存(「最適化:標準」を選択)
- mintsにログインし、対象事件を開く
- 「主張書面」タブを選択する
- 「ファイルを選択」または「ドラッグ&ドロップ」でPDFをアップロード
- 書面の種類・提出期限を確認して「提出」ボタンをクリック
押印は不要です。これは紙提出時代との最大の変化点の一つです。
証拠のアップロードルール
書証のアップロードには重要なルールがあります:
1証拠1PDFの原則
書証は1証拠につき1つのPDFファイルとして提出する必要があります。甲第1号証から甲第5号証をまとめて1つのPDFにすることはできません。ただし枝番(甲1の1、甲1の2)は「甲1」としてまとめてアップロード可能です。
証拠番号の表記
各書証の右上に証拠番号を表記する必要があります。甲号証なら「甲1」「甲2」、乙号証なら「乙1」「乙2」のように記載します。証拠説明書との対応が明確になるよう、番号は統一した形式で表記してください。
知財高裁の参考書面活用
知的財産高等裁判所の運用ガイドラインでは、正式PDFを「主張書面」タブに提出しつつ、Word/Excelの原本を「参考書面」タブにも同時アップロードすることが推奨されています。これは裁判官の争点整理や判決起案の省力化に役立てるためです。
参考書面タブにアップロードされたデータは正式な訴訟記録にはなりませんが、裁判官が参照可能な形式で保存されます。特に複雑な契約書・表組みが多い書面では積極的に活用しましょう。
ファイル命名の推奨ルール
ファイル名は50文字以内で、相手方や裁判所にそのまま見えます。個人情報・メモ書き・版管理番号などが含まれていないか必ず確認してください。
- 準備書面:
準備書面(1)_令和8年5月.pdf - 証拠(甲号):
甲1_売買契約書.pdf - 証拠(乙号):
乙3_診断書.pdf - 証拠説明書:
証拠説明書(1)_甲1-5.pdf
大量の書証を扱う場合は甲01のようにゼロパディングを使うと、ソート順が整理されます。
よくあるミスと対処法
- タブ選択の間違い:「主張書面」を「証拠説明書」タブで提出してしまった場合は、書記官に連絡して修正依頼が必要
- パスワード付きPDF:アップロード不可。「Microsoft Print to PDF」で再出力して対応(ただしファイルサイズが増大する場合あり)
- ファイル名の情報漏洩:「準備書面_修正版_最終_本当に最終.pdf」のようなファイル名は避ける
- 旧バージョンのWordファイル:.doc形式は非対応。必ず.docx→PDFに変換する
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