mints補助者設定の完全マニュアル|事務員アカウント作成から権限・注意点まで
mints補助者とは
mints(民事裁判書類電子提出システム)の「補助者」とは、訴訟代理人(弁護士)の使者として、弁護士の名義で書面をアップロードしたり受領書を提出したりする事務所職員のことです(公式FAQ Q102)。
弁護士本人がmintsにログインして操作する必要があるのでは、日常業務の効率が下がります。補助者アカウントを活用することで、事務員がmints操作を担当できるようになります。
補助者になれるのは誰か
補助者になれるのは訴訟代理人の事務所職員(事務員)に限られます(公式FAQ Q103)。以下の点に注意してください。
- ✅ 法律事務所の事務員・パラリーガル:補助者として設定可能
- ❌ アソシエイト弁護士:補助者に設定してはいけない(公式FAQ Q112)
- ❌ 指定代理人:補助者ユーザーの設定はできない(公式FAQ Q111)
アソシエイト弁護士は補助者ではなく、訴訟代理人として事件に登録(関連付け)する方法で対応します。
補助者の権限
補助者は親ユーザー(補助者を設定した弁護士)が利用可能な機能を全て利用できます(公式FAQ Q104)。補助者に設定されると、親ユーザーが訴訟代理人として設定されている全ての事件にアクセスできます。
なお、相手方当事者の画面には補助者の氏名は表示されず、親ユーザー(弁護士)の氏名が表示されます(公式FAQ Q114)。補助者の存在は外部からはわかりません。
補助者アカウントの数と制限
| 項目 | 上限 | 根拠(公式FAQ) |
|---|---|---|
| 弁護士1人に設定できる補助者数 | 最大5名 | Q106 |
| 事務員1人が取得できるアカウント数 | 最大10個 | Q107 |
| 1つの補助者アカウントを設定できる弁護士数 | 1名のみ | Q106 |
つまり、1人の事務員が複数の弁護士を補助したい場合は、弁護士の数だけ別のアカウントを取得する必要があります。5人の弁護士の補助者を担当する場合は5つのアカウント(5つの異なるメールアドレス)が必要です。
補助者の登録手順
ステップ1:親ユーザーが裁判所に申請する
補助者機能の利用を希望する旨を、mints導入庁であればどの裁判所に対しても申し出ることができます(公式FAQ Q105)。親ユーザーがすでにmints利用者登録(サインアップ)済みであれば、係属事件の有無にかかわらず補助者のサインアップを進めることができます。
ステップ2:補助者アカウントのメールアドレスを申告する
複数のアカウントを取得する場合は、親ユーザーが裁判所に対し「補助者の名前」「既存アカウント数」「新しいメールアドレス」を申し出ます(公式FAQ Q108)。アカウントごとに異なるメールアドレスが必要です。
ステップ3:補助者ユーザーがサインアップする
招待メールが届いたら、補助者(事務員)が各アカウントでサインアップを行います。
氏名の入力方法(複数アカウント時)
複数のアカウントを取得する場合、氏名の入力方法に特別なルールがあります(公式FAQ Q109)。
- 姓(氏)の欄:「補助者○○(○○は補助者の氏名)」と入力
- 名の欄:「●●▲▲(●●は弁護士・司法書士等の肩書、▲▲は親ユーザーの氏名)」と入力
- 肩書と氏名の間にスペースを入れないこと
補助者の変更・削除
補助者は変更することができます(公式FAQ Q110)。補助者が不要になった場合は、以下の手順で外します(公式FAQ Q113)。
- 親ユーザーのアカウント設定画面から補助者IDを削除する
- 補助者に連絡し、補助者のアカウントを削除してもらう
ただし、別の親ユーザーの補助者として引き続き設定する場合は、アカウントの削除は不要です。
補助者アカウント管理をAILEXで最適化
補助者アカウントの運用は、スタッフの入退職・複数弁護士への対応など管理が複雑になりがちです。AILEXは事務所全体のmints業務を管理する機能を持ち、補助者の操作権限とワークフローを整備する際のベースとなります。
2026年5月21日の義務化前に補助者体制を確立しておくことが、義務化後の業務を止めないための最重要課題のひとつです。今すぐAILEXで体制を整えましょう。
※本記事は公式FAQ(令和7年10月24日版)をもとに作成しています。最新情報は最高裁判所の公式サイトでご確認ください。本記事は法的アドバイスを提供するものではありません。