AILEX開発

AILEX開発

AILEX 開発

現場の声だけで、つくる。


弁護士の実務から生まれたプラットフォーム

AILEXは、マーケティングリサーチやトレンド予測からではなく、現役弁護士との対話から生まれました。

法律事務所の日常業務——訴状の起案、準備書面の作成、証拠の整理、期日管理、請求書の発行。これらすべてを1人でこなす弁護士が、日本の法律事務所の62%を占めています。年間労働時間は平均2,321時間。その多くが「本来の法的判断」ではなく、周辺業務に費やされています。

AILEXの開発チームは、この現実を変えるために、実際に訴訟実務を行う弁護士からの意見のみを設計の起点としています。


開発思想:弁護士が求めたものだけをつくる

パイロット弁護士との共同開発

AILEXの機能はすべて、パイロット弁護士からの具体的な要望に基づいて設計されています。

たとえば、ある弁護士からいただいたフィードバック:

相談時にいただいた情報や資料を読み込んで、情報の図式化や整理、どのような請求ができるか、どのような弱点があるかが分かると、相当楽になる。

この一言から、AI事件分析機能(関係図・請求構造・時系列+証拠・争点弱点の4タブ構造化分析)が生まれました。机上の空論ではなく、訴訟の現場で弁護士が「あったら助かる」と感じた機能を、そのまま形にしています。

現場フィードバック → 設計 → 実装のサイクル

AILEXの開発プロセスは、以下のサイクルで回っています:

  1. 弁護士ヒアリング — 訴訟・交渉の現場で何に時間がかかっているかを聞く
  2. 要望の構造化 — 弁護士の言葉を技術仕様に落とし込む
  3. プロトタイプ提示 — 最小限の実装で弁護士に使ってもらう
  4. フィードバック反映 — 「ここが違う」「これが足りない」を即座に修正
  5. リリース — 実務で使える品質になるまで繰り返す

IT企業の都合ではなく、弁護士の都合で開発する。 これがAILEXの開発原則です。


弁護士の声から生まれた主要機能

AI文書生成(27種類の訴訟・交渉テンプレート)

訴状、答弁書、準備書面、内容証明、催告書、示談書、陳述書——弁護士が日常的に起案する27種類の法律文書を、事件データとAIを組み合わせてドラフト生成します。

この27種類のテンプレートは、パイロット弁護士が「実務で実際に使う書面」をリストアップしたものがベースです。使わない書面は入っていません。

AIファクトチェック(業界唯一)

弁護士が最も恐れるのは、AIのハルシネーション(誤情報生成)です。米国では2023〜2024年にかけて、弁護士がAI生成の虚偽判例を裁判所に提出し、制裁を受ける事例が相次ぎました。世界で234件のAI誤用制裁事例が報告されています。

この懸念に応えるために開発されたのが、AIファクトチェック機能です。AI生成内容を外部ソースと照合し、URL参照により根拠の透明性を確保します。調査した50社超のリーガルテックSaaSの中で、ファクトチェック機能を標準搭載しているのはAILEXのみです(調査確信度99%)。

PII自動マスキング

「クライアントへの同意説明が必要になると、弁護士事務所はAIツールを使わない」——これはパイロット弁護士からの率直な声でした。

AILEXは、外部AIへのAPI送信前に個人識別情報(PII)を自動的にプレースホルダーに置換し、レスポンス受信後に復元します。依頼者の実名や住所がAIプロバイダーに到達しない設計により、依頼者への個別同意説明を不要化しています。

事件コンテキスト自動注入

AIに質問するとき、「この案件の背景」を毎回説明し直す必要はありません。AILEXでは、事件に紐づけてAIチャットを開始すると、事件データ(当事者・経緯・登録文書のOCRテキスト)が自動的にAIに注入されます。

「この事件でどのような請求ができるか」と聞くだけで、案件固有の文脈を踏まえた回答が返ってきます。

mints提出パッケージ生成

2026年5月の民事裁判IT化完全施行に向け、裁判所電子提出システム(mints)対応のZIPパッケージをワンクリックで生成する機能を開発しました。証拠説明書AI生成、フォームテキストAI生成、AI提出前チェック、AI証拠並び順提案、差分パッケージ、期限リマインダーの6つのAI強化機能を搭載しています。

mints対応の訴訟支援SaaSは、調査時点で他に確認されていません。


技術的アプローチ

マルチAI統合アーキテクチャ

AILEXは単一のAIに依存しません。3つの異なるAIを目的別に統合し、それぞれの強みを活かした設計を採用しています。

AI役割用途
Anthropic Claude対話型分析AI法律相談チャット、事件分析、AIエージェント
OpenAI GPT-4o文書生成特化27種類の訴訟・交渉文書ドラフト生成
Perplexity Sonar検索拡張型ファクトチェック、外部ソース照合

3段階AIフォールバック

AIプロバイダーの障害時にもサービスを継続するため、Anthropic → OpenAI Tool Use → OpenAI Simpleの3段階フォールバックを実装しています。単一障害点を排除し、弁護士の業務を止めない設計です。

Security by Design

弁護士法第23条の守秘義務と弁護士情報セキュリティ規程への適合を、設計段階から組み込んでいます。

  • PII自動マスキング(外部API送信前の個人情報置換)
  • 二要素認証(2FA)
  • マルチロール権限管理(admin / attorney / paralegal / staff)
  • 包括的監査ログ(全重要操作を記録)
  • 入力データのAI学習利用なし(全APIプロバイダーで確認済み)

開発ロードマップ

AILEXの開発は、弁護士からのフィードバックに基づく優先順位で進行しています。

実装済み(現在提供中)

  • AI法律相談チャット(事件コンテキスト対応)
  • AI文書生成(27種類)
  • AIファクトチェック
  • AI事件分析(4タブ構造化分析)
  • 相手方書面AI分析・反論ドラフト自動生成
  • 契約書チェック(β版)
  • 事件管理・文書管理・スケジュール管理
  • コンフリクトチェック
  • 請求書管理(PDF生成・メール送付)
  • 依頼者ポータル
  • タスク管理(AI優先度キュー付き)
  • 全文テキスト検索(OCRテキスト対象)
  • mints提出パッケージ生成(6つのAI強化機能)
  • 企業法務手続きウィザード(10種類)
  • AIエージェント(データ横断検索)
  • Googleカレンダー連携

開発予定(弁護士フィードバックに基づく優先順位)

  • 事件関係図・請求関係図のAI自動生成(Mermaid.js可視化)
  • 時系列ビジュアル表示(証拠リンク付きタイムライン)
  • 争点整理表AI自動生成・管理
  • 陳述書AI作成支援
  • 損害賠償計算シミュレーター
  • 和解交渉支援・BATNA分析
  • ナレッジマネジメント機能
  • iOSモバイルアプリ

弁護士法への適合

AILEXのすべてのAI機能は、弁護士の業務を支援する補助ツールとして設計されています。

  • AI生成結果はドラフト・参考情報であり、法的助言ではありません
  • 最終的な法的判断は必ず弁護士が行います
  • AI生成文書には「弁護士が精査・修正する必要があります」と表示されます
  • 弁護士法第72条に抵触しない設計(法務省ガイドライン準拠)

AILEX合同会社 info@ailex.co.jp | https://ailex.co.jp